価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと:武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

» 2026年11月05日 13時12分 公開
[武者良太,ITmedia]
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 2025年に登場した初代「Osmo 360」は、1/1.1型の大型センサーを前後に搭載し、8K撮影に対応した360度カメラです。本体、レンズキャップ、バッテリー×1、ポーチ、クリーニングクロス、USBケーブルで構成される「スタンダードコンボ」の価格は5万1260円(発売当初は6万7100円)となっています。

 セール時には4万円台まで下がることもあり、105GBの高速ストレージを内蔵している点も考えると、極めてコストパフォーマンスに優れたカメラといえます。

photo DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」

 そして2026年9月、後継機種の「Osmo 360 II」が発売されました。外観は初代とほとんど変わりませんが、中身を見ると、8K/60fps撮影への対応、ダイナミックレンジの拡大(公称14.5ストップ)、「AIスーパーナイト2.0」、前後独立露出制御、ユーザー自身によるレンズ交換など、実用面での強化が目立ちます。

 実際にOsmo 360 IIを2週間ほど使ってみました。結論から言うと、扱いやすく、おすすめできる360度カメラです。ただし、価格はスタンダードコンボで9万3610円と大幅に上がりました。ストレージやプロセッサの調達コストの上昇が大きな理由と考えられますが、初代Osmo 360が併売されている現状では、コストパフォーマンスの面で難しい立ち位置にある機種だと感じます。

見た目はほぼ同じ、でも中身は進化した

 1/1.1型センサー×2、F1.9のレンズ、重量約183g、本体のみで水深10mの防水性能と、Osmo 360 IIは基本的な仕様の多くを初代から引き継いでいます。

 サイズも約61(幅)×36.3(奥行き)×81(高さ)mmのままです。8K/30fpsでの連続撮影時間(公称で最大100分)や、ユーザーが使える内蔵ストレージの容量(105GB)も変わりません。つまり、主に進化したのは映像処理と機能面です。

Osmo 360 Osmo 360 II
センサー 1/1.1型×2 1/1.1型×2
レンズ F1.9 F1.9
360度動画の最大解像度 8K/50fps 8K/60fps
ダイナミックレンジ(公称) 13.5ストップ 14.5ストップ
360度スローモーション 4K/100fps 4K/240fps
タイムラプス 8K 16K
ボルテックスモード 6K/120fps 8K/120fps
360度静止画 1億2000万画素 1億2000万画素・HDR対応
夜間撮影 スーパーナイト AIスーパーナイト2.0
レンズ交換 DJIサポート対応 ユーザー交換可能
バッテリー容量 1950mAh 2150mAh
8K/30fps連続撮影(公称) 最大100分 最大100分
内蔵ストレージ(使用可能) 105GB 105GB
本体寸法(幅×奥行き×高さ) 約61×36.3×81mm 約61×36.3×81mm
重量 約183g 約183g
本体防水性能 10m 10m
photo Osmo 360 IIの前面。外観は初代とほぼ同じだ

 この他、NFCによるスマートフォンとの接続、複数のカメラで撮った映像の編集に役立つタイムコード、両方向に対応したクイックリリースも加わりました。マイクの開口部も広がっており、見た目は同じでも着実にアップデートされています。

photo 側面
photo 背面には横長のディスプレイを備える
photo 反対側の側面には電源ボタンがある

 個人的には、縦長スタイルの360度カメラより、Osmo 360 IIの形状の方が安定感があると感じています。底面が広く、雲台やグリップとの接触面積を確保しやすいことに加え、ディスプレイが横長で、撮影した映像をチェックしやすいといったメリットもあります。

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