夜間撮影向けの機能として搭載されたAIスーパーナイト2.0は、夜景撮影用のモードを使ったときに有効になるようです。秋葉原の万世橋の上で撮影してみましたが、いかがでしょうか。
出力されたデータから実際のISO感度は確認できませんでしたが、このモードではISO感度が最大51200まで上がります。そのため、撮影シーンによっては高感度ならではのノイズが目立ちがちです。明るさを稼ごうとゲインを持ち上げた結果、低照度の部分が破綻することもありました。
このように、明るくするための処理が、かえって暗部の描写を不安定にする場面があります。夜間撮影は画像処理の比重が大きいぶん、ソフトウェアのアップデートで改善する余地もありそうです。今後に期待したいところですが、夜景撮影を主な用途とする方は、この点を踏まえて検討してください。
360度カメラの魅力は、撮影後に画角を決められることです。撮影時に構図を気にしなくても、後から主役を選べます。
そして「DJI Studio」などの編集アプリに搭載されているスポットライトフォローは、指定した被写体を自動で追いかけてくれる機能です。試したシーンでは全てトラッキングに成功し、追従が外れて手作業で直す場面もありませんでした。Vlogや自撮りをしたい方には、手放しでおすすめできます。
あらためて、Osmo 360 IIは扱いやすく、おすすめできる360度カメラです。明るい場所での8K/60fps撮影、逆光に効く前後独立露出制御、精度の高いスポットライトフォロー、自分で交換できるレンズなど、使ってこそ価値を感じられる進化がそろっています。いずれも数字上の変化以上に、撮影時の安心感や手間の軽減につながるものばかりです。これから360度カメラを選ぶ方にとって、有力な候補になるでしょう。
一方で、画質面の変化は劇的ではありません。「高フレームレートの映像がどうしても欲しい!」という方を除けば、従来モデルでも十分ではないか、と感じることもありました。そのため、初代Osmo 360を持っている方は、急いで買い替えなくても大丈夫です。また、勉強を兼ねて360度カメラを試したいという方にも、初代Osmo 360をおすすめしたいと考えています。
白と黒、どっちを選ぶ? 「Osmo Pocket 4P」パールホワイトは手触りまで別物 NDフィルターや広角レンズも試した
“縦2眼”で広角20mmから望遠120mmまでカバーするジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 4P」を試す
白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い
DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」は画面付きリモコンと360度回転で死角なし
DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.