USBメモリ「Disk Key Secure」はモバイル時代の矛盾を解決するか!?プロフェッサー JOEの「Gadget・ガジェット・がじぇっと!」(2/3 ページ)

» 2007年02月26日 20時52分 公開
[竹村譲,ITmedia]
photo 目立たないのが重要な企業向けとは言え、デザインには少しこだわって欲しい

 クライアントPCで導入されているOSにもよるが、既に多くの国内外メーカーから発売されているUSBメモリは、専用のドライバソフトを必要としない。しかし、セキュリティでコントロールされ、USBメモリ内部のデータを保護するタイプの製品ではまだまだ別途、専用ソフトの導入を要求するモノも多い。

 「Disk Key Secure」は、物理的には単一のフラッシュメモリー・ディスクドライブだが、クライアントPCのUSBコネクタにセットすると、「CD-ROMドライブ」と「リムーバブル・ハードディスク」の2個の論理的ドライブとして認識される。USBメモリ内のストレージエリアを、CD-ROMドライブにあたるエリアとリムーバブル・ハードディスク・エリアに2分割しているのだ。

photo 物理的には1つのUSBメモリだが、CD-ROMとリムーバブルハードディスク、2つのドライブとして認識される。

 そして、クライアントPCへのセット時には、ユーザ認証を行うセキュリティ・アプリケーションがフラッシュメモリー内のCD-ROMから起動し、ユーザー認証を行う。あらかじめ管理者の設定した桁数のパスワードが合致しなければ、データの書き込まれたリムーバブル・ハードディスクはマウントされないので読み取ることは不可能だ。

 専用セキュリティソフトの事前導入を、添付CD-ROMなどから行う必要がないこと以外、「Disk Key Secure」のクライアント側操作手順を見る限り、それほど一般的な「パスワード制御が可能なUSBメモリ」との差を感じないだろう。

 「Disk Key Secure」が現在、多く販売されている他社の「機密管理型USBメモリ」と大きく異なるのは、企業導入管理者用「設定変更プログラム」の存在だ。管理オプションの設定変更プログラムは、すべての製品には添付されず、企業のシステム管理者向けに限定配布される。

 一般的なコンシューマを対象にしたパスワード制御によるUSBメモリは、機能設定プログラムをクライアントユーザーが自ら導入し、パスワードやログインIDを決定し自己管理するのが一般的な操作だろう。

 本製品は企業単位で大量管理することを前提にしているので、パスワードの桁数設定と誤入力許容回数の2点を集中的に管理することが求められる。基本的には、その2点をクライアントユーザに配布前に、セキュリティポリシーに基づき設定し配布する。各クライアントユーザがガイドに従って各自のパスワードを再設定する、というのが運用方式だ。

 「Disk Key Secure」は、その物理スペックとして、パスワードの桁数を4桁〜32桁までの範囲で設定でき、誤入力許容回数も、0回〜99回までの範囲で設定できるように作られている。USBメモリ内に内蔵されるデータの重要度や、クライアントユーザの職種、USBメモリを持ち出すエリア環境などによって、システム管理者が任意に、かつ、きめ細かに設定や将来変更が可能だ。

 何もデータの入っていない出荷時の状態では、パスワードの桁数は8桁〜32桁の範囲を事前に設定済み。初期パスワードは、”00000000”(8個のゼロ)、誤入力許容回数は3回に設定されて出荷される。導入後、システム管理部門から独自の初期設定変更された「Disk Key Secure」を受け取ったユーザは、ガイド用紙1枚に記述された指示に従い自分独自のパスワードの設定を行うことだけが仕事となる。もちろんユーザーはいつでも、管理者の設定した範囲内で自由にパスワードを変更することが可能だ。

photophoto パスワードが合致するとドライブがマウントされ読み書き可能となる(左)、管理者は、個々のUSBメモリに固有のパスワードの長さや、誤入力許容回数を設定可能だ(右)

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