先週からPowerColorのグラフィックスカード「X1950PRO 256MB SCS3」がアキバに出回っている。価格は3万円強〜3万5000円前後で在庫は潤沢。
X1950PRO 256MB SCS3は、RADEON X1950 PRO搭載カードとしては初のファンレス仕様となる製品だ。基板を大きくはみ出した大型のフィンを搭載しており、4本のヒートパイプを通したデザインを採用。カード全体の横幅は152ミリとなるため、スリムケースには搭載できないうえに、ブラケットも2段占有する。つまり、でかい。DD3メモリを256Mバイト搭載し、デュアルDVI出力とTV-Outを備える。
仕様上はCrossFireに対応するものの、X1950PRO 256MB SCS3を上部(ATXマザーではCPUソケット側)に装着すると、フィンがじゃまをしてCrossFireケーブルは使えない。こ、これは……。
某ショップは「PowerColorも折り込み済みでしょ。実際、CrossFireを構築する人なんて、SLIに比べればごくわずかしかいない。ATI系は1枚挿しで使うのが圧倒的に主流。気にする人は少ないでしょうね」と話す。
グラフィックスカード市場を二分するNVIDIAとATI。各陣営のGPUを搭載する製品の売れ行きは、「ミドルレンジ以上はほとんどがNVIDIA。エントリークラスではNVIDIAとATIが拮抗しています」との意見が多い。
クレバリー1号店は「CrossFireコネクタを気にせずに冷却性第一で設計したPowerColorは、ある意味正しいといえるでしょう」とコメント。CrossFireの明日はどっちだ!?
製品名: | PowerColor「X1950PRO 256MB SCS3」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 3万423円 |
パソコンショップ・アーク | 3万1480円 |
BLESS秋葉原本店 | 3万1800円 |
TSUKUMO eX. | 3万1800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 3万2180円 |
高速電脳 | 3万2800円 |
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