デュアルコアCPUが1万円を切る――CPU値下げはAMDが先制古田雄介のアキバPickUP!(3/3 ページ)

» 2007年04月14日 13時47分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ASUSTeKがハイエンド志向のマザーとグラフィックスカードを連続投入

ASUSTeK「M2N32-SLI Premium Vista Edition」

 今週の水曜日、Socket AM2環境では初となる“Vista Edition”のマザーボード「M2N32-SLI Premium Vista Edition」が複数のショップに入荷した。価格は3万4000円前後で、在庫は潤沢だ。

 M2N32-SLI Premium Vista Editionは、チップセットにnForce 590 SLIを採用しており、PCI-Express x16スロットを2基使って計32レーンでのSLIが構築可能。ノースとサウスチップをヒートレーンでつなぎ、終端のCPUソケット周辺にある2つのフィンで放熱する構造を採用する。

 2月に登場した「P5B Premium Vista Edition」と同じく、VistaのSideShowに対応したビューアー「ScreenDUO」を付属するほか、512MバイトのフラッシュメモリをオンボードしてWindows ReadyBoostに利用する「ASAP」も利用できる。

 週末までの売れ行きはあまり芳しくないが、ユーザーの注目度は高いようだ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「これまでLGA775環境でしか使えなかったので、対応を待ち望んでいたAMDユーザーは多いでしょう。出足はいまひとつでも、確実に売れると思いますよ」と話す。なお、ASUSTeK以外でSideShow対応のマザーが登場する噂は、いまのところ聞かない。

製品名:ASUSTeK「M2N32-SLI Premium Vista Edition
入荷ショップ
クレバリー1号店3万3048円
フェイス秋葉原本店3万3470円
ツートップ秋葉原本店3万3480円
パソコンショップ・アーク3万3780円
BLESS秋葉原本店3万3800円
T-ZONE.PC DIY SHOP3万3880円
TSUKUMO eX.3万4780円
高速電脳3万5070円

 金曜日には、同じくASUSTeKから、さらにハイエンド層を狙ったグラフィックスカードが登場した。水冷システムを導入したGeForce 8800GTX搭載カード「EN8800GTX AQUATANK」で、価格は10万円前後。在庫はごく少数だ。

 EN8800GTX AQUATANKは、サーマルティク製の水冷ユニット「Tide Water」を標準で組み込んでおり、高い冷却性能により「たっぷりとオーバークロックを楽しむための環境が整えられています」(某ショップ)という。冷却ユニットと本体を装着すると、計4スロット占有する。

 1台だけ入荷したというクレバリー1号店は「10万円を超えるグラフィックスカードは、高嶺の花です。それでも確実に需要があるので、1台だけならいつかは売れる。広告塔に利用しつつ、売り上げにも貢献してくれます」と語った。

ASUSTeK「M2N32-SLI Premium Vista Edition」(写真=左)。ASUSTeK「EN8800GTX AQUATANK」(写真=中央/右)
製品名:ASUSTeK「EN8800GTX AQUATANK
入荷ショップ:
高速電脳9万9980円
TSUKUMO eX.10万3800円
クレバリー1号店10万4937円
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー