AMD、利益率低下で赤字

» 2007年04月20日 07時44分 公開
[ITmedia]

 米AMDが4月19日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は12億3300万ドルで、前年同期を7%下回った。最終損益は、6億1100万ドル(1株当たり1.11ドル)の赤字となった。前年同期は、1億8500万ドルの純利益を計上していた。最終損益には、ATIの買収・統合関連費用1億1300万ドルが反映されているという。

 AMDは4月9日に、1〜3月期の売上高が12億2500万ドル程度にとどまるとの見通しを発表。設備投資額の削減や新規採用の抑制などの対策を講じる計画を明らかにしていた。

 同社の第1四半期の粗利益率は28%で、前年同期の59%、第4四半期の36%から大幅に下がっている。第4四半期を下回った理由としてAMDでは、マイクロプロセッサの出荷台数の減少や平均販売単価(ASP)の低下のほか、同社の製品構成に、利益率が比較的低いATI製品が四半期全体を通じて含まれたことを挙げている。

 ロバート・J・リベットCFO(最高財務責任者)は、1〜3月期の業績について「不本意で容認しがたい」とした上で、「売り上げの著しい低下を招いた課題に対し、積極的に対策を講じている」とコメントした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー