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大容量メモリ時代の幸せを噛みしめろ――64ビットVistaに対応した「Endeavor Pro4000」(2/3 ページ)

» 2007年06月05日 11時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

64ビットOSの最大のメリット――大容量メモリで極めて快適なWindows Vista

 試用機はすでに触れた通り、かなりハイスペックなPCだ。クアッドコアのCPUもそうだが、やはり圧倒的なのはIntel 975X Expressの最大搭載量となる8Gバイトのメモリだろう。もちろん、OSであるWindows Vista 64ビット版からもすべての容量が認識されている。Windows Vistaのメモリ消費量が多いとは言え、8Gバイトあれば仮想メモリなしでもほぼ問題なく利用できるはずだ。

Windows Vista 64ビット版でのウェルカム画面。メモリがOSからしっかり8Gバイト認識されているのが分かる(画面=左)。一方、32ビット版では3Gバイトまでしか認識されない(画面=右)

 実際のところ、Windows Vistaが嘘みたいに軽快に動作する。起動時間はWindows Vistaの起動ロゴが表示されてからデスクトップの表示まで24秒で、さらに即座にサクサク操作できる。試用機はそもそもメモリ以外もハイスペックなので、この辺はメモリ容量が4Gバイト程度でもほとんど変わらないと思うが、とにかくWindows Vistaを見る目が変わってしまうほど軽快だ。そうでないと困る、というスペックでもあるのだが。

 さすがにエクスペリエンスインデックスのスコアも5.5と高い。これが最も低いサブスコアであり、プロセッサとグラフィックスのデスクトップパフォーマンスは最高の5.9を記録している。快適このうえないとはこういう意味なのだろう。

5.9点満点のウインドウズエクスペリエンスインデックスではすべてのサブスコアが5.5を越えた。さすがにこのスコアだとWindowsVistaが「重い」とはかけらも感じない(画面=左)。32ビット版ではメモリが5.3になる(画面=右)

仮想PCでも大容量メモリを利用可能、28秒で起動するWindows XP

 大容量メモリを必要とする用途にいわゆる仮想PC利用が挙げられる。OS上に仮想PCを作成して別のOSをインストールし、1台のPCで同時に複数のOSの起動を可能にする。グラフィックスカードやサウンド機能などががエミュレーションとなるのでゲームソフトなどの動作は難しいが、一般的なソフトウェアの多くを動作させることができる。

 例えば、Windows Vistaへの対応が見込めないソフトウェアや、シングルスレッドでマルチインスタンス(複数の同時起動)を許容しないソフトウェアを複数同時に利用する、同時にインストールできない同一製品の異なるバージョンを検証したい、といった場合には仮想PCが有効だ。

「VirtualPC 2007」の設定画面。VirtualPC 2007は64ビット対応版が提供されており、仮想PCに割り当てる物理メモリも最大3712Mバイトまで設定が可能。64ビットOSの本領発揮だ。

 そこで、試しにマイクロソフトから無償提供されている「VirtualPC 2007」の64ビット版をインストールし、メモリを2Gバイト割り当てたリッチな仮想PC上に、Windows XP SP2をインストールしてみた。

 インストールに要した時間は何度か必要なキー操作を含めても約38分。仮想PC上でのWindows XPの起動は仮想PCの起動からカウントしてもわずか28秒ほどだった。インストール直後のクリーンな環境とは言え、仮想PCという感覚はほとんどない。

 また、起動したWindows XPの動作も非常に軽快で、複数のアプリケーション起動しても快適さは変わらないし、ホストOSとなっているWindows Vista側にも6Gバイトのメモリが割り当てられているので、仮想PCを立ち上げっぱなしでもストレスなく利用できた。必要であれば仮想PCに最大3.75Gバイトものメモリを割り当てられるのも64ビットOSで大容量メモリを搭載したPCならではだ。

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