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» 2007年06月08日 20時50分 公開

COMPUTEX TAIPEI 2007:AMDブースで“DTX”の動向をチェックする (1/2)

Barcelonaに注目のAMDだが、コンシューマーユーザーとしてはDTXも気になるところ。具体的に動き出しそうな新フォームファクタの現状を紹介。貴重な「あの人」にもようやく会える。

[長浜和也,ITmedia]
AMDブースで展示されていたMini-DTXシステム

 「チップセットの発表」という明確なシンボルがあったインテルに対して、AMDは「ネイティブクアッドコアの“Barcelona”」、「Athlon X2とDTXによるスモールフォームファクタ」、(旧ATI)「Radeon HD 2600と同2400シリーズの製品展示」が非常に目立つシンボルとなる。ここでは、従来のAMDということで、CPUとプラットフォームに注目して、AMDがCOMPUTEX TAIPEI 2007で来場者に向けて発したメッセージを紹介したい。

 COMPUTEX TAIPEI 2007の初日に行われたイベントでは、Barcelonaの動作デモやSuperMicroの4P対応マザーとともに、同日に発表された「Athlon X2」(レビュー記事はこちら)と2007 International CESで示された「DTX」の組み合わせによる“低価格”“低消費電力”なPCプラットフォームを、同社のヘンリ・リチャード氏(上級副社長兼営業マーケティング責任者)はアピールしている。DTXについては具体的な「モノ」がなかなか出てこなかったが、COMPUTEX TAIPEI 2007のAMDブースにおいて、DTX対応プラットフォームの動作デモが行われていたほか、ASUSやAlbatron、ECSの展示ブースでは対応マザーボード(ASUS、Albatron)やMini-DTX対応PCケース(ECS)が展示されていた。

AMDのイベントでは、Barcelonaの動作デモが行われた。すでに、アナリスト向けのセミナーで披露されているが、COMPUTEX TAIPEI 2007では、Opteronと比較した消費電力の少なさをアピールしている
SuperMicroのドン・クレッグ氏(同社マーケティング・ビジネス担当副社長)が手にするのはBarcelonaに対応する4Pマザー

このイベントでは、ハイエンドコンシューマー向けのプラットフォーム「FASN8」も発表された。「First AMD Silicon Next-Gen 8-Core Platform」の略で、その構成要素には「Radeon HD 2000」「クアッドコア Phenom」「1P and 2P AMD Chipsets」とある
激しくハイパフォーマンスなプラットフォーム「FASN8」は、まだ影も形も見えないが、DTXに関しては2007 International CESにおける公開から半年を経てようやくモノが登場しそうな状況にある。AMDブースでもDTXを紹介するコーナーが設けられていた

 DTXについては、シャーシや冷却機構にローコストであることを求める文言のほかに、「発生騒音は30dBA未満」「CPUのTDPは65ワット」(Mini-DTXにおいては45ワット)「2本のPCI Express、もしくはPCIスロット」という値が定義されている。フットプリントに関してはDTXで8×9.6インチ(micro ATXは9.6インチ四方)となる。

 シャーシのサイドパネルにはCPUの向かい側に当たる位置に吸気用のスロットが設けられるなど、マザーボードやケースのレイアウトも定められている。また、DTX対応PCケースのサイズも「アウター(意匠部分も兼ねる外枠)は354×325×96ミリの11リッター」「インナー(システムを収容するユニット)は320×291×83ミリの7リッター」とガイドラインには示されている。

DTXの説明スライドに示されたDTXにおけるシャーシ内部のレイアウト
同じく説明スライドに示されたDTXタイプPCケースのリファレンスデザイン。CPUの上にあいている吸気用スリットが肝心、とは説明スタッフの弁

DTXケース内部のエアフローシミュレーションの結果。クーラーユニットを安価にするためCPUファンだけで筐体内部の熱を効率よく誘導する
筐体内部における発熱シミュレーションの結果

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