AMDブースで“DTX”の動向をチェックするCOMPUTEX TAIPEI 2007(2/2 ページ)

» 2007年06月08日 20時50分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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 先に述べたように、DTXに組み込めるCPUはTDP65ワットをクリアしなければならず、Mini-DTXではTDP45ワットをクリアする必要がある。COMPUTEX TAIPEI 2007では一部のブースでDTX対応マザーやケースが展示されていたが、そのほとんどはMini-DTXだ。COMPUTEX TAIPEI 2007に合わせてリリースされたAthlon X2 BE-2xxxシリーズと展示されているマザーボート、PCケースの登場で、ようやくDTXが具体的に動き出す目処がたったともいえるだろう。

 ちなみに、マザーボードを展示していたAlbatronとPCケースを展示していたECSは具体的な出荷開始日は明言しなかったが、「2〜3カ月後ぐらい?」という見通しを示している。

AMDブースに展示されていたAlbatronのMini-DTX対応マザー「KD690-AM2」
ASUSのブースに展示されていたM3A-VMはDTX対応マザーといわれている。AM2+CPUに対応し、HyperTransport 3.0をサポート。ノートPC用のメモリ鹿使えないKD690-AM2にたいして、こちらはデスクトップ用のDDR2が組み込める

ECSブースに展示されていたMini-DTX対応PCケース「131A」「131B」のサイズはともに300×270×90ミリ。どちらもMini-ITXにも対応する
どちらもサイドパネルにCPU吸気用スリットがしっかり開いている

AMDブースでは、このほかにも先日発表された「TDP9ワット」Sempron 2100+と、HyperTransport 3.0とPCI Express 2.0をサポートする「Phenom」CPUに「次世代グラフィックス」を組み込んだシステムの動作デモが行われていた

おお、Rubyにやっと会えたっ! 昨年はいたるところで見られた彼女たちも、今年はAMDブースの周辺でしか生息していない

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