インテルブースでUMPCコンセプトモデル“2007年バージョン”をプチプチした:COMPUTEX TAIPEI 2007

» 2007年06月07日 22時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 先のリポートにもあるように、COMPUTEX TAIPEI 2007におけるインテルの最重要ミッションは「新世代チップセットIntel 3シリーズの正式発表」である。インテルの展示ブースもそれを受けて、Intel P35搭載マザーやIntel G33搭載マザーの動作デモだけでなく、多くのPCパーツベンダーの展示ブースで見られたIntel X38マザーの動作デモが行われていた。ごく一部のパーツベンダーでだけ行われていたIntel G35搭載マザーの動作デモも「さすが」インテルブースで見ることができる。

今度こそCOMPUTEX TAIPEIでも珍しい(はず)Intel G35搭載マザーの動作デモ(画像左)とその場にいたインテルスタッフが「次世代45ナノプロセスCPU」としか口を割らないCPUの動作デモ

 しかし、そういう「正統」な展示よりも気になってしまうのが、ブースの一隅に設けられていたUMPCコーナーだ。これまでのIDFなどで紹介されている歴代のUMPCコンセプトモデルがずらりと並ぶだけでなく、実際に操作できてしまう「小物好き」にとってはなんとも幸せな場所だが、その中でも注目したいのが、先日北京で行われたIDF Spring 2007で披露されたという(その場にいたインテルスタッフ談)、UMPCコンセプトモデル“2007年”バージョンの「Donley」だ。これやこれの例にもれず、この小さなPCも“ぷちぷち”してきた。

白くて丸くて女性的な雰囲気だったErathと違って黒くて角張って男性的な雰囲気のDonley
身長172センチの成人男性が手にしたDonley。格子状にぴったり並んだキーボードは「ポチポチ」という感触

 インテルがデザインするUMPCのコンセプトモデルとしては3代めとなるDonleyは、“2006年”モデルの「Erath」と同じように液晶ディスプレイを回転させるとキーボードが使えるようになる。丸みを帯びたデザインを採用していたErathと異なり、Donleyは筐体に角を設けて筐体の色も黒基調になるなど、そのイメージはだいぶ変わっている。液晶ディスプレイのサイズは5インチとErathより小さくなった。これは、液晶ディスプレイが筐体の全面を覆っていたErathと異なり、Donleyは筐体の端にタッチパッドを設けているためだ。

液晶ディスプレイを“スライド”ではなく“回転”させてキーボードを出し入れするのはErathと同じだ

側面には排気用のスロットが設けられている。上側に見えるのは指紋センサー
コンパクトなポートリプリケータを介してUSBや電源ケープルを接続する

 しかし、重要なのは、そのデザインではなく内部に組み込まれたプラットフォームだ。Donleyは、IDF Spring 2007で発表された「McCaslin」(開発コード名)こと「Intel Ultra Mobile Platform 2007」が採用されている。ゆえに、CPUはA100/A110(開発コード名:Stealey)、チップセットのIntel 945GU Express(開発コード名:Little River)が搭載される。

Donleyでコントロールパネルのシステムタブとデバイスマネージャーを表示した。CPUの動作クロックは800MHz、チップセットはIntel 945GMとなっているがこれはIntel 945GUのことだろう。OSはWindows Vista Home Premiumが導入されていた

 外観のイメージはだいぶ変わったDonleyだが、サイズや重さはErathとそれほど変わらない。インテルのスタッフによると、重さは1ポンド(約450グラム)でバッテリー駆動時間は約3時間という。この値はちょうどOQO model 02に相当する。このコンセプトモデルをベースにしたUMPCもほどなく出荷される予定になっているとのこと。小物好きとしては待ち遠しい限りである。

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