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» 2007年08月17日 08時00分 公開

「宿題で使うから買ってくれぇぇ」──そういうときこそ15.4インチワイドのバリューノートで決まりっ+D Shopping バイヤーズガイド(1/2 ページ)

「本当に宿題か?」と思いながらも、むげに断れない巧みな要求には、残り少ないボーナスでも無理なく購入できる直販/ショップブランドノートPCで対応するのだ。

[石川ひさよし,ITmedia]

 ボーナスの残りが気になる夏休み。この時期は子どもから「正々堂々」とPCをせがまれることが多いと聞く。「この夏、勉強するのに必要なんだよぉ!」というわけで、最近は小学校でも夏休みの宿題にPCを駆使することが多くなってきた(保護者 談)。とはいっても、自分だって物欲まみれのお父さんとしては、いきおい「最小限の予算で最大のパフォーマンス」なPCを探したい。

 コストパフォーマンスといったら、やはり店頭モデルよりもショップブランド系や直販系PCが有利だ。とくに子供には、自分の部屋に閉じこもらないように、持ち運んでリビングでも使えるノートPCがいい。今回はこんなニーズに応えるべく、メインストリームの「15.4インチワイド」の液晶ディスプレイを搭載した実売価格10万円前後の製品をピックアップしてみた。

バリュークラスのノートPCには黒が多いが

 低価格を前面に打ち出したショップブランドノートPCにはなぜか「黒」が多い。ビジネス向けのイメージが強い、どちらかと言えば男の子向けのデザインといえる。「えー、そんなのオシャレじゃない」とのたまう子どもには、そういう中からパームレストや天板にシルバーを採用した製品をチェックしてみてほしい。ちなみに最近では携帯電話のように、ノートPCをデコレーションするサービスもあるようだ。「自分だけのもの」に敏感な「子ども心」にヒットさせたいなら、こういうサービスを利用してちょっとしたオリジナリティを加えてみてもいい。

格安ノートPCはOSのコストも考えよう

 ショップブランドPCの多くはBTOというスタイルをとっているため、OSなしの構成を最安値として提示している場合もある。OSがなければただの箱なのがPCであるから機種選定にはOS込みの価格を想定しておきたい。また、OSが導入されていてもWindows XPであったりする場合もある。ツウには人気のWindows XPだが、子どもに使わせるためにこれから購入するPCであるなら、セキュリティなどの設定が比較的簡単にできるWindows Vistaモデルがお勧めといえるかもしれない。今回ピックアップした製品では、OSにWindows Vista HomePremiumを選択した構成の価格も掲載しているので、購入予算の目安にしていただきたい。

 逆に、ユーザーがPCに慣れていて、しかも「使う目的が目的なのでLinuxやBSDといった非Windows系OSをインストールしてみたい」といった場合もあるだろう(こちらは、研究室所属の理系学生に多いかもしれない)。そうした需要には「OSなしモデル」を選んでみるのもいい。

 非Windows系OSの導入が前提となる場合、ノートPCのチェックポイントは、ドライバの対応状況に幅広く適合できるような、ベーシックで“枯れた”構成を選ぶことになる。なお、エプソンダイレクトのラインアップには、Turbo Linux FUJI Basicを採用した「Endeavor LX1000」が用意されている。インストール済みですぐに活用できてサポートも付くという、「研究室の環境に合わせて非Windows系OSを導入するけど、使うの初めてなんだよね」というユーザーにも使いやすい、非Windows系OSモデルでは珍しい存在である。

バリュークラスでもデュアルコアCPUを選びたい

 製品の価格を並べて購入モデルを検討すると、コストを抑えたいユーザーは「やっぱり安いシングルコアCPUを搭載したモデルにしようか」と思うだろう。しかし、メーカー製ノートPCのシングルコアCPUモデルの予算でデュアルコアCPU搭載モデルを購入できるのが、ショップブランド系や直販系ノートPCの魅力でもある。これから情報リテラシーを学んでいく子どもに使わせるノートPCであるなら、セキュリティ教育のためにもセキュリティ対策ソフトを常駐させたい。そういうバックグランドで常駐ソフトが動作するような環境において、シングルコアCPUよりもデュアルコアCPUは格段に快適である。

 もう1つ、世代が新しいコアマイクロアーキテクチャを採用したデュアルコアCPUは、より進化した強力な省電力機能を実装している。そのため、旧世代のアーキテクチャのシングルコアCPUと比較してバッテリー駆動時間が長くなる傾向にある。モバイル用途はもちろんのこと、屋内でのちょっとした可搬性(これは、同じ部屋でも電源コンセントから離れた場所でも使えることも含まれる)がもたらす使い勝手を考えても、できればデュアルコアCPU搭載モデルを選んでおきたいところだ。

末永く快適に“使わせる”ためのBTO

 Windows Vistaを快適に使うためには、比較的高いハードウェアスペックが要求される。先にCPUだけをピックアップして説明したが、そのほかにもメモリは1Gバイト以上欲しいし、グラフィックス機能を組み込んだ統合型チップセットを採用するモデルでは、可能な限り3D性能に優れた新世代のチップセットを選ぶのが、「もう使えなくなったから、新しいPC買ってくれー」と言わせない製品選びのポイントになる。

 ノートPCは、スペックが時代に追いつかなくなったときに「拡張」ではなく「買い替え」になる場合がほとんどだ。それならば、より長く使うため(もしくは使わせるため)に、BTOで最初から「最大限拡張済みっ!」としておけば長期的視野に立つと安く済むということも考えられる。もちろん、長い期間を快適に利用するという視点で考えても最良の方法といえる。そういう想定に基づいて、今回は最小構成の価格に加えて、「メモリ容量1Gバイト超」「HDD容量100Gバイト超」「DVDスーパーマルチドライブ」「無線LANあり」といった構成の価格も掲載した。CPUは標準構成のままだが、こちらも機種選定の参考にしていただきたい。

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