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» 2007年09月18日 09時40分 公開

「11月まで待てない」と、現行Opteronを買いに走る人たち古田雄介のアキバPickUP!(3/4 ページ)

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

HDキャプチャカード「PV4」を冷たい視線で眺めるショップ

フェイス秋葉原本店の店前に掲げられたPOP。PV4が売り切れたことを告知している

 先週、アースソフトのハイビジョン対応ビデオキャプチャカード「PV4」が複数のショップに入荷した。価格は2万円前後で、先週中に入荷した分はすべて売り切れている。

 PV4はソフトウェアエンコードで480i/480p/1080i/720pでのビデオキャプチャが可能なPCI型の拡張カード。2系統のD4入力端子により、独自コーデックでハイビジョン映像を取り込むことができる。

(※記事初出時、PV4に関して「ハードウェアエンコード」という記述がありましたが、正しくは「ソフトウェアエンコード」です。お詫びして訂正いたします)

 アースソフトがホームページで各ショップへの出荷を告知したこともあり、先週の水曜日にはPV4を求めるユーザーが終日アキバを巡回していた模様。ツートップ秋葉原本店には60人近くのユーザーが詰めかけている。

 実際に入荷した夕方まで、多くのショップは未入荷を大勢のユーザーに伝える対応に追われた。ツートップ秋葉原本店は18時からの発売を告知することで混乱を回避したが、そうした対策を施さなかった某ショップは「朝から夕方まで、同じ人に何度も“まだ入っていません”と繰り返しましたよ。もう、仕事になりませんでした」と相当苦労した様子で語っていた。

 これだけの反響を呼んだ製品ながら、店員さんの評判はあまり芳しくない。ある店員さんは「ハイビジョンキャプチャなのにPCI接続を選んだのは疑問。確実にボトルネックになって、コマ落ちが発生してしまう。前モデルのPV3と同じ3万円前後で良いので、PCI-Express x1にしてほしかった」と話す。

 また、別の店員さんは“大ヒット”という前提も否定した。「盛り上がっているのはごく一部のアニメファンと転売屋だけ。彼らの多くはほかのパーツを買わないので、こちらの利益もほとんどない。普通の客層と明らかに違うので、店内の雰囲気も異様でした。正直、Web直販だけに止めてほしかった」と、胸のうちを明かす。

 なお、PV4によく似た製品に、1カ月前から少数出回っているエスケイネットの「Monster X」があるが、こちらはハイビジョン映像の再生のみをサポートしており、価格も約1万円高い。ただし、保証外の改造を施すことで、キャプチャも可能になるとの噂があり、PV4を買いそびれた人を中心に再び人気が高騰しているという。

TSUKUMO eX.はクレジットカード会員限定でPV4の予約を受け付けている。入荷日は未定だが、すでに大量の予約が集まっているとのこと(写真=左)。T-ZONE.PC DIY SHOPの店内。PV4の在庫がない旨を伝えるPOPの上にMonster XのPOPを掲げている(写真=中央)。エスケイネット「Monster X」(写真=右)

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