第5回 小型軽量ノート6台のキーボードを吟味するモバイルノート08年春モデル徹底検証(3/4 ページ)

» 2008年03月10日 11時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]

タッチパッドの操作性をチェック

 キーボードに加えて、ユーザーがPCを操作する際に欠かせないのがポインティングデバイスだ。本特集で比較する6台は、いずれも2ボタン式のタッチパッドを採用しており、スティック型のポインティングデバイスを備えたものはない。各モデルに搭載されたタッチパッドと左右ボタンのサイズは下表の通りだ。

各モデルのタッチパッド
製品名 メーカー タッチパッド(横×縦) 左右ボタン(横×縦)
LaVie J LJ750/LH NEC 68×41ミリ 34×11ミリ
VAIO type G VGN-G2KAN ソニー 64×39ミリ 31.5×13.5ミリ
VAIO type T VGN-TZ72B ソニー 64×38ミリ 35×10ミリ
dynabook SS RX1/T7E 東芝 71×42ミリ 25×11.5ミリ
Let'snote LIGHT CF-W7 パナソニック 直径44ミリ 19.5〜24×12〜12.5ミリ
FMV-BIBLO LOOX R70Y 富士通 70×43ミリ 25×15ミリ

 それでは、写真とともに各モデルが搭載するタッチパッドの操作性とドライバの機能を確認していこう。

LaVie J LJ750/LH:タッチパッドのサイズは68(横)×41(縦)ミリと十分なサイズだ(写真=左)。鏡面加工のボタンはストロークが適度に保たれており、クリック感は比較的重いほうだ。ボタンを押した際に鳴るカタカタとした音は比較的大きい。タッチパッドはアルプス電気製で、ドライバはパッドの右辺と下辺を使ったスクロールや、パッド左上/右上のコーナータップによるアプリケーションの起動など、細かな動作を指定できる(写真=中央、右)

VAIO type G VGN-G2KAN:タッチパッドのサイズは64(横)×39(縦)ミリとLaVie J LJ750/LHと同程度だ(写真=左)。ボタンはボディの先端にあり、押下時にボタン全体が下がるのでははく、シーソーのように手前側だけが下がる仕組みで、押しやすい。ボタンのストロークは適度にあり、クリック感は若干軽めだ。タッチパッドはアルプス電気製で、右辺と下辺を使ったスクロールに対応するほか、パッド左上のコーナータップにさまざまな動作を割り当てられる(写真=中央、右)

VAIO type T VGN-TZ72B:タッチパッドのサイズは64(横)×38(縦)ミリ(写真=左)と標準的な大きさ。ボタンはストロークが適度にあり、クリック感は若干軽めだ。ボディの端にあるので、適度な角度がついて押しやすい。ボタン押下時は低めの音が少し鳴る。パッドの操作は、ポインタの移動が少し突っ張るように感じることがあった。タッチパッドのドライバはVAIO type G VGN-G2KANと同様だ(写真=中央、右)。ボタン中央の指紋センサはスクロール用としても使える

dynabook SS RX1/T7E:タッチパッドのサイズは71(横)×42(縦)ミリと大きくて使いやすい(写真=左)。ただし、タッチパッドの位置がキーボードのホームポジションの下ではなく、ボディの中央にあるため、キーボードを使いながらタッチパッドを扱う場合はボタンの位置が右寄りに感じられる。鏡面仕上げのボタンは少したわみがあるものの、適度なストロークがあり、クリック感は比較的重い。押した際はカタカタと大きめの音がなる。タッチパッドはアルプス電気製で、パッド4隅のコーナータップにさまざまな動作を割り当てられる(写真=中央、右)

Let'snote LIGHT CF-W7:タッチパッドのサイズは直径44ミリで、円形のデザインがLet'snoteシリーズの特徴となっている(写真=左)。ボタンが小さめで円形タッチパッドに沿うように配置されているため、ほかより少し押しにくい。ボタンのストロークは浅いほうで、クリック感は軽め。ボタンを押した際の音は小さい。タッチパッドはシナプティクス製で豊富な機能を持つうえ、独自のユーティリティソフトにより円形パッドのふちをクルクルとなぞって縦方向/横方向にスクロールできるのは便利だ(写真=中央、右)

FMV-BIBLO LOOX R70Y:タッチパッドのサイズは70(横)×43(縦)ミリと大型だ。ボタンは平面的なデザインに加えて、ストロークが浅いため、物足りなさがある。クリック感は軽めで、押した際の音は小さい。タッチパッドはシナプティクス製で、スクロールや4隅のコーナータップによるショートカット操作など、細かな設定が可能だ(写真=中央、右)。ボタン中央の指紋センサはスクロール操作にも使える

 タッチパッドは、LaVie J LJ750/LH、VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B、dynabook SS RX1/T7Eの4台がアルプス電気製、Let'snote LIGHT CF-W7とFMV-BIBLO LOOX R70Yの2台がシナプティクス製だ。タッチパッド単体での使い勝手については、サイズの比較的大きなdynabook SS RX1/T7EやFMV-BIBLO LOOX R70Yが扱いやすく、円形でサイズが小さめなLet'snote LIGHT CF-W7では、ポインタの移動量が多いときにやや手間取る。ボタンはVAIO type G VGN-G2KANとVAIO type T VGN-TZ72Bが比較的押しやすかった。

 とはいえ、いずれのタッチパッドも感度に大きな問題はなく、パッドのフチをなぞることで上下/左右のスクロール操作が行えるほか、コーナータップに任意のアプリケーション起動やショートカット操作を割り当てられるなど、機能面に不満はない。ただし、キーボードの操作中に誤ってタッチパッドに触れてしまうなどの原因で、タップ機能は予期せぬ動作をする可能性がある。そのため、感度、スクロール範囲、コーナータップ範囲などの設定を使いやすいように微調整したり、不要な機能は積極的にオフにすることをおすすめしたい(個人的にはタップ機能をすべてオフにしている)。

 次のページでは、各モデルのワンタッチボタンを比較する。

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