AMD 780GですてきなHD体験を!──日本AMDと三洋電機がAMD HD! Experienceで協業

» 2008年03月12日 22時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
説明会の冒頭で、日本AMD代表取締役社長の森下正敏氏はCeBITで登場した45ナノメートルプロセスルールによるウエハを日本の関係者に披露した

 「AMD HD! Experience」とは、PCユーザーが快適にHDコンテンツを利用できる環境の提供を目的として、日本AMDが独自に立ち上げたプロモーション活動だ。発表当日に行われた説明会で、日本AMD PCプラットフォーム・プロダクトマーケティング部の土居憲太郎氏は、家庭におけるHDコンテンツの利用状況について「ケーブルテレビや地上デジタル放送によってHDコンテンツが普及し、それを新規格の光学ドライブやHDDで保存したり新型のコンシューマーゲーム機がHDに対応したりと、家庭で“HD”を意識するようになってきた」と現状を述べた上で、「しかし、対応コンテンツの不足や保存したコンテンツの移動、そして、HDコンテンツを再生するのにメインストリームのPCではパフォーマンスが足りない」というホームユースPCの抱える問題点を指摘した。

 このような状況において、日本AMDは先日発表した統合型チップセット「AMD 780G」をメインとした構成で、HDコンテンツを快適に扱え、かつ、購入しやすい価格のPCを実現できると主張する。AMD HD! Experienceを構成する要素について、日本AMDは「動作クロック1.9GHz以上のAMD製マルチコアCPU」「AMD 780Gチップセット、または、Radeon HD 2000シリーズ、または Radeon HD 3000シリーズ」という条件を掲げている。

 HDコンテンツをPCで快適に扱える性能は、AMD 780Gに統合されたグラフィクスコアの「Radeon HD 3200」や、Radeon HD 2000、同3000シリーズが搭載するUVD(Unified Video Decoder)によって実現されるが、このほかにも、日本AMDは、Phenom、Athlon X2などのマルチコアCPUの搭載や、UVDをサポートするHDコンテンツ対応ソフトウェアなどによって、ユーザーは快適なHD利用環境が利用できるようになると説明する。

 土居氏は、今回明らかにされた、AMD HD! Experienceにおける三洋電機とのマーケティングにおける協業についても言及した。それによると、HD画質を記録できるデジタルビデオカメラのシェアが過半数を占めるとともに、ビデオカメラに採用される記録メディアでは、PCでの利用に適したメモリカードに対応するモデルのシェアが急速に伸びていることから、PCとの親和性の高いビデオカメラをAMD HD! Experienceで快適に利用してもらうべく、三洋電機のXactiシリーズとの協業によって、Webや店頭におけるマーケティングを進めていくとされている。

HDコンテンツの利用環境として現在のエントリークラスPCではパワーが足りないと日本AMDは指摘する
今回紹介された日本AMDと三洋電機の協業では、AMD HD! Experience対応PCとXactiの連携によって、HD映像が簡単で快適に利用できる環境の実現が期待されている

 日本AMD取締役 マーケティング本部本部長の吉沢俊介氏は、2008年のAMDプラットフォーム戦略について述べ、2007年に始まった「Spider」、2008年前半に予定されている「Cartwheel」、そのあとに控えるノートPC向けの「Puma」、そして、2009年に登場する予定の「Fusion」までのロードマップを紹介した。

 Cartwheelを構成する要素としては、吉田氏が「かなりの優れもの」と評価するチップセットのAMD 780G、グラフィックスのRadeon HD 3000シリーズはすでに登場を果たしており(Hybrid Graphicsに対応するモデルはRadeon HD 3450に限られるが)、あとは、クアッド、トリプルのPhenomの登場を待つばかりとなっている。

説明会で示された2008年から2009年におけるAMDプラットフォームのロードマップ

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