やや先の話と思われていた地デジチューナーカードの単品発売は、すぐそこまで迫っているようだ。4月後半にはTSUKUMO eX.やツートップ秋葉原本店など各ショップで、ピクセラとアイ・オー・データ機器、バッファローの地デジチューナーカードの予約受付が始まっている。それぞれの予価は以下の通り。
メーカー | 製品名 | チューナー/インタフェース | 価格 |
---|---|---|---|
ピクセラ | PIX-DT050-PRO | 地デジ/PCI | 2万5000円前後 |
ピクセラ | PIX-DT012-PRO | デジタル3波/PCI | 3万円前後 |
アイ・オー・データ機器 | GV-MVP/HS | 地デジ/PCI Express | 2万円前後 |
バッファロー | DT-H50/PCI | 地デジ/PCI | 2万円前後 |
バッファロー | DT-H30/U2 | 地デジ/USB2.0(外付け) | 2万円前後 |
これらの製品はすべて「5月中旬以降の発売」とされている。その理由をピクセラのスタッフは「モノはすでにできていて、あとはB-CASからの正式な承認を受けるだけ。B-CASからその書類が送られてくるのがゴールデンウィーク明けで、我々が即座にサインして提出しても、商品が小売店に行き届くまでに若干のタイムラグが出てしまいます」と語っていた。
地デジチューナーに対するショップの期待は高い。ある店員さんは「地デジテレパソを自作するなら、対応グラフィックスカードやディスプレイが必要になります。それらを全部買い換える人も出てくるでしょう。今年、自作PCが盛り上がるとしたら、地デジチューナーが起爆剤になる以外に考えられません」とまで語っていた。
ただし、ユーザーの反応はさまざまだ。先述のAMDイベントでは地デジチューナーの展示も行われていたが、熱心にデモ機を眺めていたある男性は「アナログチューナーのころは録画し放題だったからね。その感覚が残っていると、地デジチューナーは損した気分になる。確かに絵はキレイだけど、導入するかはまだ検討中」と話していた。
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