まず、同社の小林剛代表取締役社長が29年間の会社の歴史を解説した。それによると「シュガートテクノロジー」として5名で起業したのが1979年で、それぞれが1万ドルを出資し、1980年に5Mバイトの容量を持つHDD「ST506」を発売したのがすべての始まりだそうだ。現在、同社の最高性能となる「Cheetah 15K.6」の容量はST506の10万倍近くあるが、価格は半分、容量あたりの価格では20万分の1になった。
10億台を出荷まで29年かかったが、近年の家庭で扱う情報量はハイビジョンコンテンツの普及とユーザーが作成するコンテンツで大容量となっており、2003年には家庭で扱うデータ量はオフィスで使われるプロフェッショナルユースを抜いて、現在も差を広げつつあるという。
現在の市場は純粋なHDDだけでなく、ハイブリッドHDDやSSD(シーゲイトも2008年末までに発表する予定)が出現している。シーゲイトは、市場のあらゆる用途に応えるメーカーとして、次の10億台は5年で達成する、とシーゲイトは自信を見せている。
続いて、日本シーゲイトのフィールドアプリケーションエンジニアリング部シニアマネージャーの佐藤之彦氏がこの29年間で登場したシーゲイト製品を紹介し、さらにキーとなる技術について解説を行った。
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