まもなく発売の「Core Ultra 200Sプロセッサ(アンロック版)」 レビューキットを写真でチェック

» 2024年10月23日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 インテルのデスクトップ向けCPU「Core Ultra 200Sプロセッサ」のアンロック対応版が、日本でも10月25日に発売される。

 一部のPCパーツショップではボックス版(CPU単体のリテールパッケージ)の販売予約を受け付けており、実売価格は以下の通りとなっている。

  • Core Ultra 5 245KF(内蔵GPUなし):5万7000円程度
  • Core Ultra 5 245K:6万円程度
  • Core Ultra 7 265KF(内蔵GPUなし):7万6000円程度
  • Core Ultra 7 265K:7万9000円程度
  • Core Ultra 9 285K:11万6000円程度

 発売に先駆けて、ITmedia PC USER編集部はインテルからCore Ultra 5 245KとCore Ultra 9 285Kからなる「レビューキット」の貸し出しを受けた。ベンチマークテストに先駆けて、CPUの様子を写真でチェックしてみよう。

箱 インテルから届いたCore Ultra 200Sプロセッサのレビューキット

「ゲームのために作られた」Core Ultra 200Sプロセッサ

 レビューキットを開けると「Made to Game. Ready for Anything.(ゲームのために作られた。全てに準備完了。)」と大きく書かれている。その下には「The performance you crave with the efficiency you need.(あなたが切望するパフォーマンスをあなたが望む効率性で。)」とも書かれている。

 西川善司氏のレポートにもある通り、IntelはCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)全般において“効率”を重視するような発言を行っている。それを反映したメッセージということなのだろう。

大きなパッケージ 大きなパッケージを開けるとメッセージが目に入る。穴の空いた小窓からちらっと見えているのは、CPU本体ではなく簡易的な仕様表だ(後述)

CPUは「LGA 1851」に

 先述の通り、今回のレビューキットはCore Ultra 5 245KとCore Ultra 9 285Kから構成される。これらは、製品とは異なる小ぶりなパッケージに封入されている。

パッケージ レビュー用のCPUは小ぶりなパッケージに入れられている。この点は、直近数年のレビューキットと変わりない

 Core Ultra 200Sプロセッサでは、3世代ぶりにCPUソケットが刷新され「LGA 1851」となった。名前の通り、先代の「LGA 1700」と比べると151ビン増えているのだが、CPUの外観はそれほど大きく変わらず“縦長”だ。

ぱっと見は変わらず 左がCore Ultra 5 245K、右がCore Ultra 9 285K。ぱっと見では、直近3世代のデスクトップ向けCoreプロセッサと大きさがそれほど変わらないように見える
裏面 裏面も雰囲気は似ている。ただ、ピンは1700個から1851個に増えている

 キットにはCore Ultra 200Sプロセッサのアンロック対応版の主な仕様を記載したスタンドも付属している。仕様の早見をしたいときに役立つ。

スタンド レビューキットに付属するスタンド。表面にはCore Ultra 200Sプロセッサのイメージが印刷されているが……
早見表 裏面にはCore Ultra 200Sプロセッサ(アンロック対応版)のスペック早見表が印刷されている。レビュー記事を書く際、意外とこれが役立つのだ

実力はいかに? レビュー記事にご期待ください!

 Core Ultra 5 245KとCore Ultra 9 285Kの実力はいかほどのものか――ベンチマークテストは近日中に別記事でお伝えする。楽しみにしていてほしい。

機材協力:インテル株式会社

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