ハイビームが9月5日に予約受け付けを始めた「AYANEO Pocket MICRO」は、3.5型ディスプレイを搭載したAndroidゲーム機だ。当初は10月中に発売予定とされていたが、記事執筆時点で11月9日発送予定とのことで、実機を手にできるのはもう少し先になりそうだ。
筆者もAYANEO POCKET MICROを予約しているが、事前に評価機を借りて先行レビューをしていきたい。なお、評価機はメモリ6GB、ストレージ128GBを搭載したモデルで、カラーはマジックブラックだ。
メーカーの評価機というものは、複数のメディアの手を渡って使われるものだ。今回のAYANEO POCKET MICROに関しても、筆者は「新品ではないから、開封する喜びを感じられないだろうな」と考えていた。
しかし、梱包(こんぽう)用の段ボール箱を開けて姿を表したAYANEO POCKET MICROの外箱を目にした途端、その考えが間違っていることが分かった。外装フィルムなどがなくても、AYANEO製品に見られる独自の高級感が残っており、箱を見ただけで顔がニヤついてしまうのが自分でも分かったからだ。
AYANEO POCKET MICROの外装。作りの良いパッケージのかぶせ部分を両手で持ち、身の部分(下側の箱)を重力で落とそうとしても、なかなかスポンと落ちない。反動を利用したり、フタと身の間にスキマを作ったりすることで、ようやく開けることができた製品の線描がプリントしてある保護材を取り除くと、AYANEO POCKET MICROが姿を現した。
パッケージ内容は本体の他、充電用ケーブル、取扱説明書、後述するAYAHomeやAYASpaceアプリの説明書、注意書きや保証書などが入っている。
まずは本体の外観に注目したい。フロント部分は全面ガラス張りの、いわゆる“ツライチ”仕様であり、ディスプレイ部分とコントロールパッド部分に段差がない。
フレームにはCNCアルミニウム合金を採用しており、全体的に高級感がある。手になじむサイズということもあり、持つ喜びを感じさせてくれるデバイスだ。
搭載しているコントロールパッドにはホールセンシングジョイスティック、マスターオールラウンドコントローラー、キースワップ可能なABXYボタンが配置されている。
左側面にはmicroSDメモリーカードスロット、右側面にはホームボタンとRCボタンを搭載する。
上部にはL1/L2、R1/R2ボタン、音量調整ボタン、指紋認証センサーがあり、下部にはAYASpaceボタンやスタートボタン、セレクトボタンなどが並ぶ。
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