AYANEO POCKET MICROの数字にとらわれない、実際に手に持ったときのサイズ感は下の写真を参考にしてほしい。手首皮線(手首と手のひらの間のシワ)から中指の先端までの長さにすっぽりと入ってしまうコンパクトさだ。
操作イメージは、次の写真を確認してもらいたい。ジョイスティック、十字キー、ABXYボタンなどが小さいスペースにぎっしりと配置されているが、それでも操作に不自由を感じることはなかった。
左右のトリガーボタンやショルダーボタンは、通常のゲーム機であれば前後に配置するところだが、そのための厚みがないため、両方の端に近い部分にショルダーボタンにあたる「L1」「R1」ボタン、さらに内側にはトリガーボタンにあたる「L2」「R2」ボタンを配置している。L2/R2ボタンは、L1/R1ボタンよりわずかに高くなっているため、ほんの少しの慣れで押し間違えが格段に減る。
難をいえば、ABXYボタンのクリック感が弱く、“へにょっと”した押し心地であることだろうか。
AYANEOが先に販売を開始した「AYANEO Pocket S」では、Xbox方式のABXYボタンを配置しているが、AYANEO POCKET MICROではNintendo Switch方式を採用している。決定操作をしたいとき、戻る操作をしたいとき、さらには同じゲームをそれぞれの機種で遊ぶ際など戸惑ってしまいそうだが、AYASpaceボタンで呼び出せるクイックセットアップ機能を使えばXbox方式へとキースワップすることもできる。
AYANEO独自の「AYASpace」は、さまざまなプラットフォームで配信されているゲームをまとめておけるアプリだ。
「AYASetting」はAYANEO POCKET MICROのパフォーマンスやコントローラーのキャリブレーション、CPU Limitなどのカスタマイズを行う際に使う。
パフォーマンスの設定や前述したコントローラーのABXYボタンのレイアウト設定の他、モバイルゲームを物理コントローラーで操作できるようにする「キーマッピング機能」、レトロゲームでも音声や表示にマッチした振動を作り出す「SoundTAPMagic」の設定などは、AYASpaceボタンで呼び出すクイックセットアップ機能を使う。
次回はベンチマークテストの思わぬ結果やゲームプレイレビューなどを紹介していく。
(製品協力:ハイビーム)
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