NVIDIA、PhysXをGeForce 8/9シリーズで利用できる「GeForce Experience Pack」公開

» 2008年08月13日 18時13分 公開
[ITmedia]

 「GeForce Experience Pack」は、物理演算エンジン「PhysX」に対応したゲームデモとMod、パッチプログラムをセットにしたもので、NVIDIAのキャンペーンサイトから無料でダウンロードできる(8月13日時点、メンテナンス作業中でアクセスできない)。一緒に公開されるPhysX対応のForceWareと一緒にPCへ導入すれば、GeForce GTX 200シリーズだけでなく、GeForce 8シリーズ、及び、同 9シリーズを組み込んだPCでも、PhysX対応のソフトウェアを動作できるようになる。

 GeForce Experience Packには、PhysXを利用した以下のソフトウェアが用意されている。

「Warmonger」 プレーヤーの周囲にある壁や床、建物を破壊して突き進んでいく。オブジェクトの崩れる挙動でPhysXの物理演算が利用されている。

「Unreal Tournament 3 PhysX Mod Pack」 Unreal Tournament 3にPhysX物理演算の効果が容易に確認できる3種類のマップと視覚効果を加える。Unreal Tournament 3本体が必要。

「Nurien Sample」 Unreal Engine 3を利用したSNSとして登場する予定の「Nurien」を体験できるデモ

「Metal Knight Zero」 ベンチマーク機能を組み込んだこれから登場するゲームタイトルのデモ版

「Great Kulu」 NVIDIAが提供する技術デモ

「Fluids」 同じくNVIDIAが提供する流体シミュレーションの技術デモ

 また、同じくNVIDIAのキャンペーンサイトでは、上記ソフトウェアに加えて、PhysX対応のForceWare 177.83やGPGPUによるエンコード処理をサポートしたBadaboomビデオトランスコーディングの30日間有効のβ版を用意した「パワーパック」も無料でダウンロードできる。

Unreal Tournament 3 - PhysX Mod
Warmonger Full Game

Fluids:Technology Demo
The Great Kulu:Technology Demo

 PhysXといえば、2006年に専用の拡張カードとして販売されていて、現在でもデルのXPS 730などでBTOの選択肢として用意されている。NVIDIAは、PhysXを開発したAGEIAを買収したのち、GPUを汎用演算ユニットとして利用する開発環境「CUDA」によって実現するGPGPUの利用方法の1つとして、GPUによるPhysXの実現に取り組んできたが、その成果がエンドユーザーに提供されるところまで到達したことになる。

 NVIDIAのリリースによると、これから登場するPhysX対応のゲームタイトルとして「Cryostasis」「BackBreaker」「Aliens:Colonial Marines」などが紹介されたほか、2008年の年末ホリデーシーズンまでに約20タイトルが予定されていると述べられている。また、2009年前半にカプコンからリリースされる予定の「バイオニック コマンドー」もPhysXに対応することが先日発表されている。

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