「まだ折れてない」――ツクモの再起動に街は“スパイス入り”の歓迎ムード古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2008年12月01日 12時10分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「久々にカノープスの本気を見た」――SpursEngine搭載カード「FIRECODER Blu」がデビュー

トムソン・カノープス「FIRECODER Blu」

 前号でお伝えしたリードテックの「WinFast PxVC1100」に続き、東芝の動画編集専用チップ「SpursEngine」を搭載した拡張カードがトムソン・カノープスから登場した。モデル名は「FIRECODER Blu」で、価格は5万円弱。在庫はやや少数だ。

 FIRECODER BluはSpursEngineを搭載したPCI Express x1カードで、H.264とMPEG-2のトランスコードをハードウェアで処理するほか、オーサリング処理などもCPUに負荷をかけずに行うことができる。また、SD画質の映像をHD映像相当にアップスケーリングする機能も備えている。Blu-ray DiscやDVDライティングやトランスコードができる独自ソフト「FIRECODER WRITER」を付属しているのも特徴だ。

 入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「WinFast PxVC1100とくらべて2万円高いため、まだあまり売れていません。ただし、日本で基板を製造し、独自のソフトを付属するなど、カノープスの本気度がうかがえる製品です。品質の高さから、今後伸びてくると思いますよ」と期待を寄せていた。

 一方、WinFast PxVC1100も再入荷をすませたショップが多く、現在は比較的入手しやすい状況となっている。

FIRECODER Bluの基板。WinFast PxVC1100とは異なる独自基板を採用している(写真=左/中央)。11月後半から登場した「WinFast PxVC1100」(写真=右)

 なお、12月6日には、SpursEngineの性能をアピールするユーザーイベントが東芝主催で開催される。場所はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店だ。

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