「まだ折れてない」――ツクモの再起動に街は“スパイス入り”の歓迎ムード古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2008年12月01日 12時10分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「意外と売れているんです……」――タッチパネル機能追加キット「Easy and Fun Touchkit」がプチヒット

「人柱求む。」のPOP。つまり、そういうアイテムということだ

 11月末のフェイス本店に、Netbookの液晶をタッチパネルにする改造キット「Easy and Fun Touchkit」が入荷した。Eee PC 901Aspire one用の2種類がそろっており、価格はともに9970円。

 Easy and Fun Touchkitは、タッチパネル用のセンサーを内蔵した透明パネルやコントロール用の基板、スタイラスペンなどのセット。使うには、Netbookの液晶フレームや本体を開き、改造キットを埋め込む作業が必要になる。Netbookを壊す危険が高いアイテムのため、フェイス本店は保証をつけずに、自己責任で使うことを前提に販売している。そのため、POPには「人柱求む。」の文字が大きくおどる。

 ところが、大勢の“人柱”がショップに詰めかけ、週末を前に在庫少数になるほどの反響があったという。店員さんは「Netbookが安いといっても、ハイエンドのグラフィックスカードが買えるくらいします。それを台無しにする危険があるのに、みなさんすごいですね……。再入荷ですか? 今のところ、未定です」と語る。

 アキバの各店には、Easy and Fun Touchkitのようなリスキーな商品がたまに並び、プチヒットを飛ばすことがある。ただし、フェイス本店の2階で見かけた、別の意味でリスキーな商品は1枚も売れていないという。「激レアなアイテムですが、自己責任なのが災いしたのか、さっぱり売れません。……というか、売れたら問題な気もするので、今のまま冷めた視線を投げかけていただければ幸いです」とのことだ。

英語パッケージの「FidoHub「Easy and Fun Touchkit」(写真=左)。別の意味でかぐわしい商品もあった。5000円て……(写真=右)

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