12月5日、ピクセラのデジタル3波対応チューナーカード「PIX-DT090-PE0」が複数のショップに入荷した。価格は2万4000円前後で、在庫は潤沢だ。
PIX-DT090-PE0は、地上デジタルとBSデジタル/110度CSデジタルに対応したダブルチューナーを搭載するPCI Express x1対応カードで、デジタル放送の裏番組録画や2番組同時録画が行える。ダビング10に対応するほか、64ビット版Windows Vistaでも使えるのが特徴だ。なお、Windows XP環境は後日のアップデートでサポートする予定。
調査日は発売したばかりだったため、まだ売れ行きは見えていないが、各ショップの期待は大きい。ソフマップ 秋葉原本館は「地デジチューナーカードとしては、機能的にハイエンドのモデルです。どんなジャンルでもハイエンド機に需要がないと先行きは厳しいですから、PIX-DT090-PE0はヒットしてもらわないと困りますね」と語る。
また、64ビット版Vistaへの対応がヒットを予感させると話すショップも多かった。フェイス本店は「メモリの低価格化が進み、トリプルチャンネルメモリに対応するCore i7も人気を得ています。この流れで、実質無制限でメモリ容量を増やせる64ビットOSを導入するユーザーが増加しているんですよ。大容量メモリを搭載したマシンには、いろいろ機能をつめ込みたくなるのが人の性。そうなると、PIX-DT090-PE0に注目する人が増えるわけです」と予想している。
キャプチャー関連のアイテムでは、PIX-DT090-PE0のほかにも、ExpressCard /34接続のハイビジョンキャプチャーカード「MonsterX-e」も登場している。2万円弱で、在庫は潤沢だ。クレバリー1号店は「ExpressCard /34スロットを搭載した、レノボのNetbook『IdeaPad S10e』が発売されるので、セットを使う人も多いと思います。1080i入力に対応しているので、需要は確実にあるでしょう」と語っていた。
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