一方の日本語入力システム「ATOK 2009 for Windows」は、賢い日本語変換を進化させつつも、従来の枠組みを超える新しい取り組みを反映したのが特徴だ。具体的には、「英数」キーを押すことで英語入力モードに切り替わる「ATOK 4E」(ATOK for E)と呼ばれる機能を実装した。
ビジネスシーンで多くみられる英文や英単語の入力時に、従来はATOKをオフにしていたものを、英語入力モードをオンにすることで、先頭の文字を入力すると推測モードで単語が抽出されたり、スペルチェックを行ったり、ローマ字で入力しても英単語に翻訳して変換してくれたりする。また、前後の表記や文節を統計的に処理し、単語を予測して表示するのもポイントだ。
新製品の予約受付はすでに開始されており、法人向けのライセンスも受注が始まっている(インストールメディアは2009年2月6日からの販売)。なお、2008年12月12日から2009年2月5日まで、現行バージョンの製品を購入すると特別価格でバージョンアップが可能な「安心バージョンアップ」が実施される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.