SpursEngineは、多くの読者にとって「なにより動画エンコードの高速化」を期待するだろう。こちらはSpursEngineを搭載する従来モデルからサポートしていた機能だが、より求めやすい価格帯になった本機を試す上ではやはり欠かせない機能といえるので、改めてチェックしていこう。
SpursEngineを用いる高速エンコードは、まず地上デジタル放送の録画とダビング機能で利用できる。録画時にMPEG-4 AVC/H.264の録画モードを選択できるほか、録画済みの番組を再エンコードすることも可能だ。録画時間の4分の1程度(60分番組の場合は約15分)と相当高速に再エンコードできる。録画する番組はとりあえず、劣化のないTSモードで録画し、番組の重要度などに応じて後から再エンコードして効率よく保存する──という使い方が適している。
そして、プリインストールする映像編集ソフト「Ulead DVD Movie Writer 7」でも、MPEG-2やMPEG-4(H.264/AVC)出力(エンコード)時、SD動画をHD解像度にアップコンバート出力する際に、2つのモードの「超解像」機能を利用できる。特にアップコンバードはソースとなる映像によっては相当有効であり、“超解像”が大げさな表現でないと思える効果をもたらしてくれる。
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