ASUSの「OC Station」で縦横無尽にオーバークロック!:イマドキのイタモノ(1/2 ページ)

» 2009年07月23日 16時00分 公開
[寺崎基生,ITmedia]
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5インチオープンベイ2段分にセットできる外付けユニットの「OC Station」

 ASUSから発表された「OC Station」は、2009年3月に開催されたCeBIT 2009で初めてその姿が紹介され、その後、6月のCOMPUTEX TAIPEI 2009で詳細な機能が紹介されたオーバークロックチューニングユニットだ(COMPUTEX TAIPEI 2009で明らかになった情報は、ASUSブースで“あらかた”見せます!──「OC Station」の操作画面を参照のこと)。

 この記事では、OC Stationを思いっきり使い倒して、さまざまなシチュエーションにおけるオーバークロックの楽しみを探ってみた。

OC StationをRampage II Extremeに接続する

 OC Stationは、そのパッケージに「ROG OC CONTROLLER」と記されているように、ASUSのマザーボードでハイエンドラインアップを構成する「R.O.G.シリーズ」専用のユニットとして開発されている。さらに、R.O.G.シリーズの中でも、専用の接続ポートを持つモデルのみがターゲットとなる。2009年7月中旬の段階で対応モデルとされているのは、「Rampage II Extreme」、「Crosshair III Formula」、「Rampage II Gene」、「Maxmus II Gene」の4種類だ。今回は、Intel X58 Express搭載マザーボードの「Rampage II Extreme」にOC Stationを接続してみた(Rampage II Extremeの詳細については、写真で予習するX58マザー(その4)──ゲーマーもクロッカーも満足のASUS「Rampage II Extreme」を参照のこと)。

 Rampage II Extremeは、オンボードのボタンとダイヤルを利用して、動作中でもオーバークロックがリアルタイムで行える「TweakIT」を組み込んでいる。しかしながら、TweakITでは、マザーボードをPCケースに収めてしまうとオーバークロック設定のたびにPCケースを開けたり閉めたりと面倒なことになる。そういうのが繰り返されると、ええぃ、BIOSの設定を変更しているほうがずっと楽だわい、ということになってしまう(もっとも、システムをPCケースに収納せずに、そのまま“むきだし”で使っているオーバークロッカーも少なくない)。

 OC Stationは、マザーボードの専用コネクタと接続して使う外付けユニットなので、PCケースの5インチベイ2段分のスペースに取り付けることができる。そのおかげで、マザーボードをPCケースに収納していても、オーバークロックしたいと思ったときに、PCケースからマザーボードを取り出す手間が省ける。

 5インチベイ2段分を使うユニットだけあって、OC Stationのサイズは、オープンベイに取り付ける周辺機器としては大きい。OC Stationとマザーボードを接続するケーブルにはコネクタが2つ付いていて、片方は「GPコネクタ」、もう片方は「USB1112」コネクタ(マザーボードの基板に用意された内部USBコネクタのうち、枠で囲まれてないもの)に接続する。Rampage II Extremeでは、この2つのポートが隣同士になっているので、接続は簡単だ。

 OC Station側の接続コネクタには、マザーボードと接続したケーブルのほかに、電源用の4ピンコネクタと4つの冷却ファン用コネクタが用意されている。このファン用コネクタと接続することで、OC Stationは4つまでのファンを制御可能になる。

 ただし、これらのケーブルを接続しただけでは、まだOC Stationは使えない。マザーボードのBIOSに、OC Stationに対応しているバージョンを適用しなければならないのだ。Rampage II ExtremeでOC Stationに対応しているBIOSのバージョンは、最新の1406になる。R.O.G.シリーズのユーザーなら、いつも最新のBIOSはチェックしているだろうが、パフォーマンスを優先(ギミックが少ないシンプルなBIOSを適用しているとオーバークロックで有利な場合がある)して古いBIOSを適用しているユーザーがOC Stationを使う場合は要注意だ。

 ちなみに、R.O.G.シリーズのマザーボードなら、BIOS設定メニューを使って、USBメモリに入れたBIOSファイルによるアップデートが可能なので作業はそれほど面倒でない。起動ディスクを作らずアッププデートができるのでとても便利だ。さらに、Rampage II Extremeでは、デュアルBIOS構成となっているため、2つのバージョンのBIOSを使い分けることも可能になっている。

 設置、接続、BIOSのアップデートが完了したら、ASUSのWebページからOC Stationの最新ドライバ(2009年7月の時点ではOC Station Driver V1.02.06が最新)をダウンロードしてインストールする。なお、ASUSのWebサイトにあるダウンロードページでOC Station用のドライバを探すには、「モデル名で検索」に「OC Station」と入れて検索するのが早い。「製品の選択」からでは、目的のドライバにたどり着くことができなかった。

今回試用したRampage? Extremeは、Intel X58 Expressを搭載したR.O.G.シリーズの最新モデルだ(写真=左)。Rampage? Extremeでは、GPコネクタとUSB1112コネクタを利用してOC Stationに接続する(写真=中央)。OS Stationの背面には、マザーボード側への接続コネクタ、電源コネクタ、追加用のファンコネクタが用意されている(写真=右)

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