企業が“生き残る”ために選ぶThinkPadの技術とノウハウ(2/3 ページ)

» 2009年07月31日 19時00分 公開
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タフネス設計のThinkPad T400は“どんな”ユーザーも受け入れる

 全社的にThinkPad T400を導入したとして、支給されたすべてのスタッフでPCリテラシーが同じレベルというわけではない。ベテランもいれば「ケータイは持っているけれど、自分のノートPCはこれが初めて」という初心者もいるはずだ。ひと昔前の初心者は「壊れてしまったらどうしよう」という思いから、とてもていねいに、ある意味恐れながらPCを扱っていたが、イマドキの初心者は、ノートPCの前に携帯ゲーム機器や携帯電話に慣れているので、「めったのことでは壊れないでしょ」というノリで、意外と雑にノートPCを扱っているという。

 しかし、ThinkPad T400には、そういう「雑な扱い」にも故障しにくくする工夫が施されている。ノートPCで特にウィークポイントとなるのがHDDだ。HDDの内部では、記憶媒体となる円盤が高速で回転し、その円盤に触れるか触れないかギリギリのところでヘッドと呼ばれるパーツがデータを読み取っている。そのHDDに衝撃が加えられるとヘッドと円盤が接触して記憶面が破壊されてしまう。ハードウェアは新しいものに交換すればまた使えるが、重要なビジネスデータは失ったら取り戻すことができない。これは致命的な損失になってしまう。

 ThinkPad T400をはじめとするThinkPadラインアップには、不意な衝撃からHDDを守るために、加速度センサーを組み込んだ「ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」を導入している。このシステムは、加速度センサーでノートPCの落下を検知したら、記憶媒体の円盤を傷つける恐れのあるヘッドを瞬時に退避エリアに移動させる仕掛けだ。これに加えてThinkPadシリーズでは、衝撃を吸収するショップアブソーバーとラバーカバーでドライブを包む「内蔵式HDDショック・アブソーバー」で、ほかのメーカーのノートPCより強固にHDDを守っている。

 ThinkPad T400では、ボディにも堅牢性を持たせることで、ラフな扱いにも十分耐えられるようにしている。ThinkPad T400の生産過程では、その堅牢性を検証するさまざまな試験が、実際の利用場面で想定される過酷な状況を想定して行われている。例えば、液晶ディスプレイのひねり試験では、満員電車における“人の圧力”にディスプレイが耐えら得るかを検証し、8箇所の角落下試験では、ついうっかり手を滑らせて落としても本体と内部のパーツが問題なく動作するかを試している。

レノボ・ジャパンの大和事業所にある“拷問”試験で行われている各種テスト。液晶ディスプレイの左上、右上をそれぞれ固定(右ききと左ききを想定)して、閉じたり開いたりを時間にしておよそ96時間、回数は数万回に繰り返す(写真=左)。思わず天板に手をついてしまった、というときにパネルが割れたりしないかどうかは、トラックポイントの位置、つまり中央部への加圧耐性が重要になる。圧力は天板からだけでなく、下側からも挟むサンドイッチ構造になっている(写真=中央)。500円玉大の面積の加圧試験も行っている。ボディ中央に対して強弱をつけながら動的にストレスをかけるテストと、(構造的に弱い)任意の部分に対して長時間荷重を与え続ける静的なテストの2種類がある。局所への荷重でも子供くらいの重さなら問題ないという(写真=右)

 また、中小企業や少人数事業所ではオフィスの広さが限られているケースが多い。そういう環境で多数のノートPCを使う場合、意外と問題になるのが「動作音」だ。ノートPCに内蔵されたクーラーファンの風切り音が限られた空間にたくさん鳴り響くと、中で働く人間にストレスを与えてしまう。

 ThinkPad T400に内蔵されたクーラーファンは「フクロウの羽根」と呼ばれる独自開発の形状を採用している。暗闇の空を羽根音を立てずに得物に飛び掛かるフクロウの羽根を参考に、ブレードの形状を整えたという静音性能に優れたクーラーファンをはじめとして、ヒートパイプ、ボティ内部の空気の流れをスムーズにする機構設計など総合的な技術力で、高クロック動作のCPUやチップセットを搭載しながらも、効率の高い、そして静かな冷却機構を採用することが可能になった。

冷却ファン開発の歴史。2つの吸気口を持つ「Double Inlet」ファンや、ブレード部が完全に露出する「Exposed Ring」構造などもある(写真=左)。静かに飛行するフクロウは、ほかの鳥では見られない特殊な形状の羽根を持つ。ブレードの形状では特に初列風切り羽根(翼の外側の羽根)を参考にしたという(写真=中央)。音響試験室では、冷却ファンやHDDアクセス音など、ThinkPadが発生するノイズを計測する。かなり広い空間の中央に評価機が設置され、その稼働ノイズを周囲のマイクが拾う仕組みだ。測定方法はANSIやISOに準拠する(写真=右)

(「ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」や「内蔵式HDDショック・アブソーバー」搭載機種は製品のURLにてご確認ください。「ThinkVantage ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」や「内蔵式HDDショック・アブソーバー」はすべての状況に対してHDDの安全を保障するものではありません。セカンドHDD対応機種は製品のURLにてご確認ください。)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年8月20日