「UMA-ISO」でソフトウェアの“7つ道具”を持ち歩くもう光学メディアなんていらない!?(3/3 ページ)

» 2009年12月15日 12時08分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
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製品自体に粗さは目立つが……

 ここまでUMA-ISOの活用法を中心に紹介してきたが、実はUMA-ISOにHDDを取り付けるときには相当に苦労をした。今まで使用した外付けHDDの中でもずば抜けた困難さだ。理由はHDDの固定方法にある。

 2.5インチHDDには固定用のねじ穴が底面と側面に切ってあるが、UMA-ISOは側面のねじ穴に筐体側面にある樹脂製の突起を差し込む構造になっている。装着するためにはHDD本体が突起を通過できるよう、側板を大きく反らせなければならない。メーカーサイトには「一度フタをしてしまうと基本的に開けることができなくなります」と恐ろしいことが書いてあるが、これは正しくは「開けることはできるが、取り出しはできない」だ。

 メーカー保証外にはなるが、最初から側板の突起をカッターなどで切り落としてしまえばよりスムーズに装着できただろう。自己責任ではあるが、1つの選択肢として考えておくといいかもしれない。すでに取り付けてしまった人も、隙間にカッターを差し入れて突起を切り落とせばHDDの取り出しができるようになるはずだ。どちらにしろHDDを取り付ける際には、余っているHDDを使うのか、それとも容量の大きな新品を使うのか、よく考えてからにしたほうがよさそうだ。

 また、有機ELディスプレイは非常に視認性がよいものの、ファイル名表示が1行分しかないことと、セレクタ操作の際にオートリピートが効かないことから、ファイル数が増えてくると選択操作が辛くなるのが難点だ。_ISOフォルダに入れるファイルは10ファイル程度に絞り、残りは別のフォルダに待避しておくといいだろう。必要なときにはいったんファイル操作ができるLive CDを立ち上げ、ファイルを移動させればよい。

 UMA-ISOは光学ドライブとして認識されると同時にHDDとしても見える、というのがポイントだ。書き込み可能な大容量ストレージが一緒についてくるため、PC本体側のストレージを使用することなく環境を持ち運ぶことができる。また、XENなどの仮想環境上にOSをインストールすればUNIX系以外も「持ち運べるOS」として利用可能になる。もちろん、UMA-ISOでなくても、USB接続のHDDから起動できるPCで、かつ、ある程度の知識があればこういった環境を構築することは可能だ。しかし、Live CDの場合はISOイメージで完結しているために入手や導入が容易という利点がある。

 UMA-ISOのような“技アリ”製品に出会ったときに一番楽しいのは、それをいかに活用するかを考えることだ。粗さの目立つ製品ではあるが、UMA-ISOにはまだまだ新しい活用方法を提案する余地が残されていそうだ。

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