iiViewが先日発表した「M1 touch」も早速並んでいた。10.1型液晶を搭載し、1024×600ドットの表示領域と画面を囲む黒い枠が完全にフラットになっている(iPhoneをそのまま大きくしたような)外観が特徴だ。基本システムにはAtom N450(1.66GHz)+Intel NM10 Expressを採用し、2Gバイトのメモリと250GバイトのHDDを搭載する。インタフェースは、4in1メモリカードリーダー、USB 2.0×3、音声入出力のほか、130万画素Webカメラも内蔵。ネットワーク機能としてIEEE802.11b/gが利用できるほか、SIMスロットも備える。重量は約1.2キロ。
こちらも先月発表されたばかりのHanvon製タブレットPC「B10」。1024×600ドット表示の10.1型液晶を搭載し、2Gバイトのメモリと250GバイトのHDD、IEEE802.11b/g対応の無線LAN機能、130万画素のWebカメラといった仕様は前述したM1 touchとよく似ているが、こちらはCPUに超低電圧版のCeleron 743を採用している(ラインアップにはAtomを採用した「F10」もある)。Bluetoothも利用可能だ。左側面にHDMIとワンタッチボタンが並び、右側面にUSB 2.0×2、メモリカードスロット、音声入出力などをそろえる。本体サイズは253(幅)×168(奥行き)×18(高さ)ミリ、重量は約990グラム。
このほかにもたくさんの新型タブレットが並んでいた。まとめて紹介しよう。
以上、かけ足で紹介してきたが、Microsoftブースに展示されているのはいずれも(当然ながら)Windows採用機のみで、これはまだ氷山の一角だと思われる。着々と“対iPad連合”が組織されている印象を受けた。ただ、マルチタッチデバイスのキモはやはりハードとソフトの融合にある。ここで取り上げた各製品がマルチタッチに最適化した独自のUIをWindowsにかぶせたとしても、ハードウェアとOSを同時に提供する(さらにApp Storeでアプリもコントロール下に置く)アップルにどれだけ対抗できるのかは気になるところだ。なお、COMPUTEX TAIPEI 2010の開幕前日に話題をさらった「Eee Pad」と「Wind Pad」については、実際に触った印象をお伝えできる予定なので、お楽しみに。
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