そいつは「ATOK Pad」、うまく使いこなせよ。:ATOKのちょっといい話 第5回

» 2010年11月09日 18時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

 ATOKのメモアプリ「ATOK Pad」といえば、今やiPhone向けの「ATOK Pad for iPhone」のほうが知名度は高いかもしれない。しかし、従来からPC向けに提供されているATOK Pad for Windowsもアップデートを重ね、着実に進化を遂げている。先日公開されたβ3では、デザイン・機能ともに大きく変わり、より実用的なソフトとなった。早速見ていこう(関連リンク:ATOK 2010無償試用版ダウンロード)。

ATOK Padのここが変わった

  • 1)複数のメモを登録可能

 Ctrlキーを2回タイプするだけで起動できる軽量さはそのままに、β3では複数のメモを登録、編集できるようになった。一時的なメモと恒久的なメモの両方の用途に使えるため、より多様な使い方が可能だ。瞬間起動の軽さを生かして、電話メモやコピペができないテキストの書き写しなどに利用しつつ、今日のToDoリストやネタ帳など、やや寿命の長いメモにも利用できる。

  • 2)――よりシックなデザインに

 薄いグレーの罫線が表示され、よりメモパッドらしい外観となった。機能的に大きな変化ではないが、文字色が黒になったことで視認性も向上している。

デザインが一新され、よりメモパッドらしい外観となった(画面=左)。こちらは旧デザイン(画面=右)

デザインはATOK RedとCasual Yellowの2種類から選択できる(画面=左)。全画面表示に切り替えたところ。メモパッドがリポート用紙になったような印象だ(画面=右)

  • 3)――Evernoteとの連携

 今までのYahoo!検索、地図検索、辞書検索に加え、Evernoteとの連携機能が追加された。

Ctrl+Eで、Evernoteにポスト。デフォルトノートブックに新しいノートとして作成される

  • 4)――Twitterとの連携

 Ctrl+Tで、現在編集中のメモをツイートすることができる。これも複数メモが利用可能になったために実用的となった機能の1つだ。今までのようにメモが1つしかなければ、その内容をすべて消したうえでTwitter用のつぶやきを書かなければならないが、β3では単に新しいメモを開けばいい。なお、Twitterは投稿文字数が140文字という制限があるが、β3では入力中の文字数が表示され、140文字を超えた部分は切り捨てられる。

Ctrlの2度押しでATOK Pad起動し、Ctrl+Tでそのままポスト。ツイート完了時にダイアログが表示されるが、フォーカスを失えば自動的に閉じられる。思いつきからツイート、そして作業へ復帰するまでのターンアラウンドの短さがポイントだ(画面=左)。140字を超えるメモをツイートすると141字目以降は切り捨てられる(画面=中央/右)


 新しくなったATOK Padの変化は大きい。今までは「さっとメモするためのもの」であり、その先の出力先はなかった。もちろん、Yahoo!検索などのインターネット連携機能はあったものの、あくまで「入力窓」としての利用だ。これに対して、今回のバージョンアップではEvernoteとTwitterへ出力できるようになった。また、複数のメモを扱えるようになったことで、用途に応じた使い分けも実現している。

 要望を挙げるとすれば、メモの順序変更はほしいところだ。そうでなくてもメモをタイトルでソートすることができれば、タイトルを工夫する(連番や日付を入れるなど)といった方法で対応できる。また、現在の仕様ではTwitterに投稿した後もメモはそのまま残されるため、ツイート完了後にメモを削除(もしくはクリア)する機能がオプションで選べると便利だ。複数のPCを使っている人には、ATOK Syncでの同期機能などもあるといいだろう。

 ATOK Padはそもそも軽量アプリであることが存在理由であるだけに、多機能路線には自己矛盾をはらんでいる。しかし、今回のアップデートもユーザーの声を吸い上げた結果が反映されたものだ。まずは使ってみて要望を出してほしい。それがβ4では実現されているかもしれない。

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