ATOKも“Ctrl+c”も使えるキーボード付きAndroidポケットノート──「LifeTouch NOTE」の実力検証:これは“モバギ”の再来か(1/4 ページ)

» 2011年02月15日 11時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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ようやく登場する本格フルキー搭載のAndroid端末

photo NEC「LifeTouch NOTE」

 あの“モバイルギア”が帰ってきた。キーボード搭載のポケットデバイス「LifeTouch NOTE」がNECから登場する。

 LifeTouch NOTEは、残念ながらモバイルギアではなく“LifeTouch”の名称を用いつつもフルキーボードに加えてデュアルコアのNVIDIA Tegra 2を搭載するなど、話題にするポイントが多いAndroidデバイスである。2011年1月に開催された2011 Internarional CESでNECが公開したAndroid端末のうちの1台だ。

 ノートPCと同じように使えるクラムシェル(折りたたみ)スタイルをまとい、タッチパネルも備える7型ワイドの液晶ディスプレイ、CPUはデュアルコアで最大1GHz動作の「NVIDIA Tegra 2」を搭載、OSにはAndroid 2.2を採用する。通信機能には無線LANやBluetoothのほか、3Gモジュール内蔵モデル(NA75F/1A)も準備する。今回はWi-Fiモデル「NA75W/1A」の評価試作機で機能やパフォーマンスをチェックしていこう。

 ボディは16.8ミリピッチのフルキーボードサイズほぼそのままと言える横長デザインで、かつてNECが販売していたキーボード付きPDA “モバイルギア“シリーズの流れをくむものだ。本体サイズは234(幅)×138(奥行き)×25(厚さ)ミリ、重量は約699グラム。少し厚いのでポケットに収めるにはちょっと厳しいが、片手でらくらくと保持でき、バッグやポーチ類に入れて手軽に持ち運べるサイズとなっている。PCに例えると、サイズ感はソニー「VAIO P」と似ているかなといった印象だ。


photophotophoto ポケットに入れるには少し厳しいが、バッグやポーチ類になら手軽に入る小型・軽量のボディを採用する。天面パネルに200万画素のカメラも備え、本機をカメラのように構えて写真撮影することも可能だ。ハードカバーの本を1冊入れるような感覚で扱える。NA75F/1AとNA75W/1Aはピアノブラック(光沢あり)、チョコレートブラウン(つや消し)、バーミリオンレッド(つや消し)のカラーを用意する(下位のNA70W/1Aはピアノブラック1色のみ)。チョコレートブラウンとバーミリオンレッドはつや消し塗装のため、皮脂や指紋の付着が目立たない
photophotophoto かつてのモバイルギアとサイズを比較。本機は少し丸みを帯びているがサイズ感はだいたい同じだ(写真=左)。画面に触れて操作できる。付属するスタイラスペンはもちろん、感圧式タッチパネルながら、指でもなかなか快適に操作できてしまう。縦向きに構えて使うこともできる。傾きセンサーにより画面も回転する(写真=中央、右)

 ディスプレイは800×480ドット表示に対応する7型ワイドで、指でも快適に操作できるようチューニングされた感圧式のタッチパネルを備える。昨今のノートPCと比べると解像度はそれなりだが、これは現状のAndroidアプリケーションの多くが800×480ドット程度を最大解像度とみなしている点、そしてドットピッチとのバランスも十分という点で現実的な選択と思う。

 注目のキーボードは、主要キーを16.8ミリピッチで構成した日本語フルキーボードを搭載する。右のShiftキーが省かれている点を除けば一般的なノートPCのレイアウトにほぼ準じており、CtrlやAlt、Escなど、通常Android OS搭載のデバイスが備えないキーも存在する。カーソルキーも逆T字の構成で大きめに確保し、スペースキーもそこそこ長い。加えて、光学式のポインティングデバイスも備える。ポインティングデバイスはPCで言うところのカーソルを操作するマウスではなく、どちらかと言えばカーソルキー+Enterキーを拡張する役割で、一部のAndroidデバイスが備える小型トラックボールと同じと思えばよいだろう。

photophoto ディスプレイは800×480ドット表示に対応する7型ワイドの感圧タッチパネル付き液晶を採用する。キーボードは主要キー16.8ミリピッチの日本語配列で、一般的なPCのキーボードとほとんど同じ配列。押し心地をどう感じるかは人それぞれだが、キーストロークは1.6ミリと、このサイズのデバイスにしてはそこそこ深めで、少しの慣れでタッチタイプも可能だ。半面、(この評価機では)平面のキートップがぐらつくので、“若干ヤワい。もう少しカッチリしていればな”という印象も受けた
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