外国への出稼ぎが当たり前のネパールだけあって、観光地から住宅地まで旅行代理店がいたるところにある。そのオフィスでPCを使う人は多く、かつ、業界内競争が激しいことから、旅行代理店では航空会社のオンライン予約を代行したり、インドの列車のオンライン予約を代行することは当たり前の業務になっている。ネパールでもネットカフェがあちらこちらにあるが、そこでIP電話を使って国際電話をする人を多く見かけたのも、海外に出稼ぎせざるを得ないネパールの事情を表している。
海外への出稼ぎが多く、人口も少ないため内需市場も小さいので、ネパールに進出する海外のPC関連メーカーは少ない。ネパールのPCショップは、自作PCか、ショップ自らが国外で購入したノートPCを扱うケースが多く、海外PCメーカーの代理店は限られたショッピングセンターなど非常に少ない。
一方で、携帯電話の販売店では、Nokia、Samsung、Sony Ericsson、Motorolaなどのグローバルなメーカーに加えて、インドメーカーの製品、さらに中国のノンブランド携帯電話こと“山寨機”が「China」というブランド名でヒマラヤの山々を越えて売られている。
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