エレガントなデザインを身にまとった15型クラス最薄ノート――デル「XPS 15z」:よく見ると似てないね(3/3 ページ)

» 2011年07月15日 12時06分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ベンチマークテストで性能をチェック

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 評価機の構成は、Core i7-2620M、メモリ8Gバイト(4Gバイト×2枚)、NVIDIA GeForce GT525M(2GB)/Intel HD Graphics 3000、750GバイトHDD(7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium 64bit(SP1)といった内容だ。この構成でベンチマークテストを実施した。

 Windows 7標準のエクスペリエンスインデックスは「5.9」だが、データストレージが2.5インチHDD(7200rpm)であることからプライマリHDDのサブスコアが足を引っ張ったもので、それ以外のサブスコアはより優秀だ。特にプロセッサで7.1、メモリ7.5とハイレベルなサブスコアをマークしており、Windows 7環境でストレスなく作業できるパフォーマンスを備えていることが分かる。

 基本性能を見るPCMark05、PCMarkVantageともにベンチマークテストはドライバ側の標準でNVIDIA GPUを利用するように設定されており、そのまま実行している。PCMark05のCPUスコアで10000に迫るスコアをマークしており、高い基本性能を備えていることが分かる。PCMarkVantageは全体的にストレージ性能にかなりスコアが左右される傾向があるためHDD搭載機は不利だが、それでも8000を超える総合スコア(PCMark)をマークしているのだから健闘しているといえるだろう。


 3D系のテストに関してはGeForce GT525Mと内蔵GPU、それぞれを指定して実行している。パフォーマンスの差を見ていくと、3DMark06で1.65倍、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3(HIGH)で約1.8倍と、GeForce GT 525Mのほうが内蔵GPUに比べて高速だった。比較的描画負荷の低いゲームであれば、快適にプレイすることができそうだ。

 ただし、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のみ、アプリケーション単体で指定するだけではうまくいかず、グローバル設定(全体の設定)でNVIDIA GPUを指定しないとNVIDIA GPUで動作しなかった。スコアもHIGHとLOWで逆転しているなど、このアプリケーションに限り、Optimusの動作にやや不安を残した。


 動作音は静粛なほうだろう。アイドル時は動作していることが分かる程度だが、負荷をかけても少しの間ならそれほど大きな音はしない。さすがにNVIDIA GPUに高負荷がある程度連続してかかるような状況では大きな音がした。発熱に関しては、特別熱い部分はないが、左パームレストが比較的熱を持ちやすい傾向にある。常時手が触れる部分だけに気になった。

 バッテリー駆動時間のテストは、bbench1.01(海人氏・作)で行った。bbenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」、無線LANで常時接続し、WebブラウザはInternet Explorer 8(32ビット)を指定している。電源プランはバランス(ディスプレイ輝度40%)で行なっている。残り残量5%で休止状態へ移行するまで、約252分(6時間12分)動作した。公称値の8時間22分と比べると短いが、液晶ディスプレイの最大輝度が非常に明るいため、40%に設定しても実用十分な明るさがあることや、常時接続環境でテストしていることを考慮すれば立派な数字といえる。

デザインの付加価値に加えて抜群のコストパフォーマンス

 直販価格は12万9980円となっている。第2世代のCore i7に、見やすいフルHDの高輝度液晶ディスプレイ、8Gバイトのメモリ、さらにGeForce GT 525M(2Gバイト)を搭載するスペックだけでもコストパフォーマンスは抜群だろう。

 他のパッケージを見ると、ほぼ同じ構成で、CPUがCore i5-2410M、メモリが6Gバイト(4G+2Gバイト)となる「最新プロセッサープラチナパッケージ」が10万9980円と、こちらもまた買い得感が高い。もっとも安い「最新プロセッサープレミアムパッケージ」は、販売価格が9万9800円と10万円を切るが、液晶の解像度が1366×768ドットになるほか、パーツもそれぞれグレードダウンするため、上位2パッケージのどちらがお勧めだ。

 特に液晶ディスプレイのフルHD解像度対応、表示品質はストロングポイントとして強調できる。これだけのコストパフォーマンスに加えて、デザインの付加価値もある。意匠を凝らした細部の処理表面仕上げの美しさは、使うほどに実感でき、しっかりと所有欲を満たしてくれるだろう。このデザイン、質感に魅力を感じるなら購入して後悔しない製品といえるだろう。

関連キーワード

ノートPC | Dell | 薄型ノートPC | 予告 | Dell Adamo


→「Dell XPS 15z」をデル公式サイトで購入する
洗練も、先進も、すべてがこのノートブックの中に。価格は9万9980円(税込/5月24日現在)。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. Windows 11でサインイン後に「画面が真っ黒になる」事象が確認される 発生時は暫定解決策あり (2026年09月28日)
  2. 圧倒的な通気性と航空モチーフのデザインが光る「ANAオリジナル タフな背中がムレにくいビジネスリュック」を試す (2026年09月28日)
  3. 斜め吸気や底面ARGBなどThermaltakeの新作ピラーレスケースが話題に! Lexar製SSDはモデル数が拡充 (2026年09月28日)
  4. AnthropicがAIモデル「Claude Opus 5.5」を発表/OpenAIもAIモデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」を投入 (2026年09月27日)
  5. 「Copilot+ PC」ブランドは終了したのか? 普及に伴い変化するMicrosoftのAI戦略 (2026年09月29日)
  6. GeForce RTX 5080は30万円超えの空気感――GPU高騰の裏で見つけた7割引の水冷パーツと8万円台の小型PC (2026年09月26日)
  7. 入手困難な「PS5 Pro」の販売がソニーストアで再開 発送は11月以降、購入申込み条件はPS5/PS4のプレイ実績60時間以上 (2026年09月28日)
  8. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  9. Ryzen AI Max+を搭載したハイスペック9型ミニノート「GPD WIN Max 3」 (2026年09月28日)
  10. 「約12万円のPS5 ProよりゲーミングPCを買った方がいい」は本当なのか? 同等スペックで組んだら価格は…… (2024年09月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー