たまねぎIT戦士なんてイヤだ!――「ミュージックサウンド DJエフェクター」でモテるDJに“転職”してみたなんだか“ノリがいい”ヤツを試してみよう(2/2 ページ)

» 2011年10月01日 00時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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どういった曲が向いているか

 イヤフォンでエフェクトを楽しむのもいいが、外部出力もできるので、この機能を使ってみよう。ちょうど自分の部屋にMDコンポがある。エフェクターのLine outとMDコンポに外部入力を接続して使ってみた。

photophoto 部屋でホコリを被っていたMDコンポと接続した。高校生までは音楽の試聴にMDを使っていたが(ラジオも聞いていた)、大学生になってからはPCで音楽を聞くようになり、長らく放置していたものだ(写真=左)。なぜか家に接続にぴったりのケーブルがあった(写真=右)

 やはり、MDコンポの方が音の迫力もあって楽しい。ケーブルさえあれば簡単に接続できるのも魅力的だ。遊んでいるうちに、どのような曲を流すと楽しいのか気になっていろいろ試してみた。その結果が下の表だ。

どのジャンルの曲が向いているか
曲のジャンル 評価 感想
J-POP フランジャーを使うと歌声がより強調されて聞きやすくなる。リバーブ効果も使うと結構楽しい。
ジャズ × 全体的にあまり音響効果を感じられなかった。
クラシック オーケストラなれば面白い。リバーブを使えばコンサートホールで聞くよりもさらに響く。
ゲーム音楽 全体的に効果がよく現れる。フランジャーで重低音が強くなるのが心地よい
テクノ系 これが一番効果をいじってて楽しかった。全種類の効果がよく効くうえ、リズム感が強いため、リズムに合わせて効果を入れやすい。
ポッドキャスト(ラジオ) リバーブ効果は一度試してみる価値あり

 DJの気分が味わえるということで、DJと親和性の高そうなジャンルの音楽が向いている。筆者のiPodの中に入っているテクノ系の音楽はレースゲームの「リッジレーサー」のBGMだが(他にDance Dance RevolutionのBGMも試したが非常によかった)、効果のオン/オフが上手くいくと自己満足に浸れる。

 また、ついでに試してみたポッドキャストも意外に面白かった。リバーブは、タイトルコールやコーナーのスタート時の宣言によく使われるエコー効果であり、エコーがずっとかかった状態でラジオ番組を聴き続けるというちょっと珍しい体験ができる。

 表中ではあまり触れていないが、ローパスフィルタとハイパスフィルタは、音楽のジャンルによらず大きな効果を生むので、どの曲でも試す価値がある。ただし、どの効果もCHOPと併用すると、音楽自体が聞き取りづらくなるのであまりオススメはしない。

レコーディングに挑戦

 MDコンポと接続して楽しく遊べたが、このエフェクターはPCと接続して録音することもできるらしい。先ほどは、エフェクターのライン出力とMDコンポの外部入力を接続したが、今度は逆にエフェクターのオーディオ出力とPCのライン入力を接続する。

 ボリュームコントロールで、マイクの録音を調節し、Windowsの録音ソフト「サウンドレコーダー」を起動していざ録音。今こそ修行の成果を見せるときだ。1分間力の限りを尽くしてDJ風に音響効果を入れた。録音した音源はwav形式で保存できる。その日はこの製品で遊びすぎ(2時間ほど)夜遅くなったので、ファイルを保存したまま寝てしまった。

photophoto PCとも接続できる(写真=左)。サウンドレコーダーを使えば簡単に録音することが可能だ(写真=右)

 次の日に改めて、保存した音源を聞いてみるとなんかイマイチ……。録音したときは「おお、意外に俺もできるじゃん。DJになれるわ」と思ったものだが、冷静になって聞いてみると案外こんなものなのかもしれない。とにかくDJには転職できそうにない。“たまねぎ”卒業への道はまだまだ遠いみたいだ。

 価格は4999円(税込み、送料別)。高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが、手にとって遊べば印象は大きく変わるだろう。手持ちのiPod/iPhone内の音楽に飽きたときに、音楽のテイストを変えたり、効果を追加した音源を楽しんだりと使い方はいろいろある。何よりテクノ系が好きな人、そして自分のように音ゲーが好きな人にはぜひとも試してもらいたい。

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