レビュー
» 2011年10月14日 15時00分 公開

コミック読書にちょうどよいサイズ感──7型サイズのお手ごろ・快速タブレット「GALAPAGOS A01SH」まだ終わらんよ(2/3 ページ)

[太田百合子(撮影:矢野渉),ITmedia]

普通のAndroidタブとしても満足のパフォーマンス──高速でサクサクな動作感

 もちろん、本機は普通のAndroidタブレットとして“も”使える。起動中のタスク切り替えや、ホーム画面のカスタマイズ、アプリケーション一覧の表示といった基本的な操作、GALAPAGOS App for TabletによるeBook(特にコミック)の閲覧操作はとても快適で、指が空滑りしたり、動きがぎこちなくなるといったこともほとんどない。

 このストレスをほとんど感じない操作性は、Android 3.2と比較的高速なデュアルコアCPUによるところが大きいだろう。さらにその恩恵をはっきりと実感できるのが、高画質なグラフィックを採用したゲームだ。

photo グラフィカルで臨場感のあるピンボールゲーム「Pinball HD for Tegra」を試した。ボールの動きに合わせて動くグラフィックが美しく、動作も実にスムーズだ

 本機には「TegraZone Games」という、Tegra 2に最適化したゲームの紹介アプリケーションがプリインストールされている。そのグラフィック性能を証明するかのごとく、家庭用ゲーム機に匹敵する美しいグラフィックにて、グリグリ快適にゲームが楽しめる。Micro HDMI端子経由で家庭の大型テレビへ画面を出力して楽しむことも可能だ。

 ベンチマークアプリケーション「Quadrant Standard Edition」によるベンチマークテストの結果は2004だった。こちらは2011年10月現在、かなり高いスコアだ。参考だが、同じTegra 2プラットフォームを採用し、Android 3.1を搭載する10.1型タブレット「ICONIA TAB A500」で1809、スマートフォン「Galaxy S」(Android2.2)比で2倍以上という値だ。

photophoto Quadrantの総合スコアは「2004」だった。参考までに、同じTegra 2プラットフォームでAndroid 3.1搭載のICONIA Tab A500の結果(画像=右)は1809だ
photophoto Android3.2ならではのグラフィカルなUIで、サクサクとストレスなく動作する。起動中のタスク一覧では、アプリの現在の画面がサムネイル表示される
photophoto 標準ブラウザがタブ型となっているのも、タブレット向けのAndroid3.2ならではだ。スマートフォンと比べると表示範囲が広いため、Mapアプリでの地図表示操作も快適だ(こちらは利用時の実通信速度も関連するが)

 なお、本機はMicro HDMI出力端子も備えている。HDMIケーブルを接続し、家庭のテレビなどへ画面を簡単に出力できる(ミラーリング表示)。実際に52V型のテレビと接続し、YouTubeのHD映像を再生してみたが……なるほどなかなか迫力があり、この使い方も想像以上に楽しめる。動画をテレビに出力するためのSTB的な使い方もできそうだ。

photo 動画コンテンツやゲームを大型テレビへ出力し、大画面で楽しむことも可能だ
photo カメラはAndroid3.2の標準仕様だ。ジョグダイヤルのような円型のメニュー画面で、ホワイトバランスや露出の設定ができる。HD画質のムービー撮影も行える(画像=左)。文字入力には「iWnn IME」をプリインストールし、音声入力にも対応する。横位置のQWERTYキーボードは若干窮屈ではあるが、手にして行う両手打ちが意外に快適だ。合わせて、シャープ独自の読みやすいフォント「LCフォント(明朝/ゴシック)も入っている(写真=右)
photo 「Battery Benchmark」アプリで、GPS、無線LAN、データ通信、CPU、Bluetoothなどの機能をオンにして放電させ、バッテリー残量が50%になるまでの秒数を計測。本機は11404秒(約3時間10分/50%)だった

 では、こうしたさまざまな用途に耐えうるバッテリーを搭載しているか。今回は「Battery Benchmark」(Georges DICK)というバッテリー動作時間測定のためのアプリケーションを用い、バッテリーが50%になるまでの時間を計測したところ、約3時間10分という結果になった。この場合は単純計算で6時間20分持つことになる。

 続いて「急速放電」(TAKETAKE)アプリで、CPU高負荷、画面高輝度、GPS受信の3つをオンにして、バッテリーがなくなるまで時間も計測する。こちらは、何度か充電を促す警告が表示されたあと、3時間11分で電源オフとなった。

 ちなみに、バッテリー動作時間のカタログ値は、静止画表示時で約7.5時間、動画再生時で約6時間(設定は、画面の明るさ:最小、ミュート:オン、無線LAN:オフ、Bluetooth:オフ、GPS:オフ)だ。対して高い負荷をかけ続けて3時間強、ガンガン使ってもこのくらいは持つという指針になるだろう。

 ついでに、バッテリー残量ゼロから付属ACアダプタで満充電されるまでの時間も計測する。カタログ値は約2.5時間だが、こちらは2時間強でフル充電となった。動作電圧が高いためか、スマートフォンやポータブル無線LANルータなどと異なり、手軽なUSB充電に対応しない(加えて、USB出力型のポータブルバッテリーなども使えない)のは残念だが、このあたりは仕方ないとしよう。


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