HP Pavilion dm4-3000は、ホームモバイルに適した14型ワイドサイズの新シリーズだ。モバイル性を追求しつつ、メインPCとしても使える基本性能や、Beats Audioスピーカーとサブウーファーによる高い音質など、エンターテイメント性も備えている。
アルミニウム製の天面とパームレストにヘアライン加工を施した外観は、従来の14型ワイドモデル「dv4-3100」に比べて、奥行きが10ミリ、液晶ディスプレイを開いたときの高さが30ミリほどコンパクトになり、重量も約2キロと約280グラム軽くなった。
量販店向けモデルの基本スペックは、CPUがCore i5-2450M(2.5GHz/最大3.1GHz)、メモリ4Gバイト、HDDが750Gバイト、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを備える。14型ワイド液晶の解像度は1366×768ドット、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使う仕様だ。一方、直販の「HP Directplus」モデルは、上記スペックからストレージが20GバイトSSDと500GバイトHDDを組み合わせた構成になり、グラフィックスにディスクリートのAMD Radeon HD 7470M(1Gバイト)を採用する。ストレージはSSDをキャッシュとして使用し、HDDの読み込み速度を向上するインテルのスマート・レスポンス・テクノロジーに対応(OSからは500GバイトHDDとして認識される)、通常のHDDに比べて起動時間が半分以下に短縮されるという。
インタフェースは共通で、SD(SDXC)/MMCに対応するメディアカードスロットをはじめ、USB 3.0×2、USB 2.0×1、アナログRGB出力、HDMI出力、音声入出力などを搭載。ネットワーク機能として、ギガビットLANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、およびBluetooth 3.0を備える。本体サイズは340(幅)×228(奥行き)×24.5〜34.5(高さ)、重量は約2キロ。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)だ。
価格は量販店向けモデルが10万5000円前後、直販モデルが7万9800円から。ともに2月下旬より発売される予定だ。
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