近ごろ、Macユーザーの激増には目を見張るものがある。人が集まる会合に出席すれば誰かれとなく「MacBook Air」をかばんから取り出すし、喫茶店でリンゴマークのノートPCを見かけることも珍しくなくない。
約15年前、ベージュボディのころに初めてMacを買った筆者としては、こんなに街中にアップル製品があふれているのが、奇跡のように思えてならない(ジョブズ氏がかけた10年マジックですね。ちなみに筆者が初めて購入したMacはPerforma 5430。割と“ニワカ”だったりします。でも通しで20台以上は買いました)。
というわけで、そんな続々増えつつある初めてのMacユーザーに少しでもMacの楽しさを理解してもらえればという趣旨で、連載が始まることになりました。初回は「MacBook Airと使いたい基本のハード10&ソフト10」。WindowsからMacに乗り換えたり、初めてのパソコンとして買ってもらったりした際、何を追加すればいいのか想像すらできないもの。奇をてらうことなく、割と定番で固めたので、ぜひ参考にしてみてください。
1)外付けHDD
MacBook Airは内蔵フラッシュストレージを交換できないため、写真や音楽などどんどん溜め込んでいくとすぐに埋まってしまう。内蔵フラッシュが壊れるリスクに備えてバックアップするためにも、外付けHDDは必須だ。3.5型HDDのほうが安いものの、バスパワー駆動に対応した2.5インチモデルのほうがACアダプタの取り回しを考えなくていいので楽。最低500Gバイトはほしいところで、できれば1Tバイトあるとうれしい。
2)無線LANルーター
MacBook Airを買って、自宅で有線LANを使うというのはかなりナンセンス。無線LANルーターも優先度が高いアイテムだ。アップル製品で選ぶなら、「AirMac Expressベースステーション」(8400円)あたりがお手軽。
ほかのパソコンを有線LANでつなぎたいなら「AirMac Extremeベースステーション」(1万5400円)、NASとしても使いたいなら「Time Capsule」(2Tバイト/2万6400円〜)が選べる。市販の無線LAN機器と比べると高価なのだが、OS Xに入ってる「AirMacユーティリティ」で設定できたりしてMacとの親和性が高い。
3)電源アダプタ
出先にMacBook Airを持ち歩いていると、いちいちACアダプタも抜いて携帯するのが面倒になってくるので、もう1つ買ってかばんに常時入れておく、という境地に達しがち。Macの電源アダプタは、Mag Safe端子の特許をアップルが取っていて他社に供与してないため、純正アイテムしか存在しない。電源アダプタには45ワット/60ワット/85ワットと3タイプあって、MacBook Airなら一番小さな45WでOK(6800円)。ただ、後々、MacBook Proに買い替えるかもしれないという人は、85Wタイプ(7800円)を買ってそちらを家や職場の据え置きにするといいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.