シンセイコーポレーションのWiMAXルータ新モデル「URoad-SS10」。UQ WiMAXオンラインショップで2012年3月10日発売。参考価格はUQ Flat年間パスポートの同時契約時で4800円だ春の新生活需要にともない、これまでより圧倒的に高速・快適とうたう「新世代データ通信サービス」の新規加入者獲得争いが激しくなっている。
先日、200万契約を超えたWiMAXもそれら注目サービスの1つだ。地下鉄トンネル・駅間のエリア化を含むサービスエリア拡充に加え、WiMAX内蔵タイプのスマートフォンやノートPC・Ultrabook、タブレット、そして主力となるルータタイプなど、料金やエリア以外に、機器においても悩ましい選択肢がグッと増えている。
特にWiMAXルータは2012年3月現在、他社新世代サービスのポータブルルータと比べて「小型・薄型・軽量」や「より長時間動作」など、普段使いで重視したい性能が優れる傾向にあるのも魅力の1つと思う。
そんなWiMAXルータにもう1つ、悩ましい選択肢が増える。それがシンセイコーポレーション製の新モデル「URoad-SS10」だ。UQ WiMAXオンラインショップで2012年3月10日発売。UQ Flat年間パスポートの同時契約で4800円となる(通常価格は1万7800円)。このほか、ニフティが展開する「@nifty WiMAX」や、ソネット「So-net モバイル WiMAX」などでも入手できる。
まずは外観をチェックしよう。
本機は、連続9時間、ウェイティングモードを活用した実利用時の連続待受20時間を実現するバッテリー動作時間と、厚さ11.8ミリ/重量約86グラムの薄型軽量化したボディを特長とする。URoadシリーズは前モデル「URoad-8000」ですでに連続9時間のバッテリー動作時間を実現していたが、この長時間動作性能をそのままに、厚さを約半分(20.4ミリ→11.8ミリ)、重量も約12グラム(98グラム→86グラム)とかなりの小型化を果たし、より気軽に手軽に携帯できるようになった。これは大変喜ばしいことだ。


カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3色。表面にはうっすらと模様も入っている。本機以外にカラバリ展開や模様・デザインの工夫が増えてきた経緯には、WiMAXがこれまでのモバイル上級者志向の人以外、つまり一般ユーザーにも普及してきたことを示すポイントの1つだろう(写真=左)。歴代URoadシリーズとサイズ感を比較。左からURoad-SS10、同9000、8000、7000(写真=中央)。ライバル機となるAtermWM3600Rとも比較。厚さはさほど変わらないが、SS10はひとまわり小型だ(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.