あらゆるシーンに対応する万能マシンか?――至高のAndroidタブレット「ASUS Pad TF700T」を味わうフルHD超えで“Retina”を追撃(1/3 ページ)

» 2012年08月15日 13時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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解像度、CPUが進化した“合体変形”のAndroidタブレット

photo 10.1型のAndroidタブレット「ASUS Pad TF700T」

 「ASUS Pad TF700T」は、ASUSTeK Computer(ASUS)製のAndroidタブレットだ。日本エイサーが2012年7月20日に発売した「ICONIA TAB A700」に続いて、国内では2番目のWUXGA(1920×1200ドット)に対応する10.1型Androidタブレットとなる(日本では2012年8月以降に発売される予定のHuawei製タブレット「GT01」もWUXGAに対応する)。

 従来機から受け継いだ最大の特徴である着脱式キーボードドックは健在で、ラインアップはタブレット単体モデルと、キーボードドック付属モデルの2種類を用意する。

 また、クアッドコアCPUのNVIDIA Tegra 3(1.7GHz)、1Gバイトメモリ、64Gバイトの内蔵ストレージ(32Gバイトモデルも用意する)、Android 4.0.3、720pのHD動画を約14時間再生可能なバッテリー(キーボードドックと接続した場合)と、Androidタブレットでは最高級のスペックを持つのも特徴だ。このハイスペックなAndroidタブレット「ASUS Pad TF700T」の実力を検証していこう。

600グラム、厚さ8.5ミリの薄型軽量ボディ

photo 背面(キーボードドック装着時には天面)には、同心円でヘアラインを引いたスピンメタル加工を施している。スピーカーは背面から見て、左端の下寄りにある

 タブレット単体の本体サイズと重量は、263(幅)×180.5(奥行き)×8.5(厚さ)ミリ、約598グラムとなっている。従来モデルである「Eee Pad TF201」と比べると(263(幅)×180.8(奥行き)×8.3(厚さ)ミリ、約586グラム)、厚さが0.2ミリ増え、10グラムほど重くなっている。

 重量の実測値は605グラムと公称値よりも少し重かったが、同程度の解像度を持つ第3世代iPad(652グラム、9.7ミリ)やICONIA TAB A700(665グラム、10.95ミリ)よりも軽く薄いボディとなっており、バッグに入れても軽くてかさばらない。アルミニウム製のボディ、高解像度の液晶ディスプレイを内蔵しつつも、重さを抑えたのは評価したいところだ。

 ボディカラーは「アメジストグレー」と「シャンパンゴールド」の2色で、今回評価したのはシャンパンゴールド(タブレット単体のモデルはアメジストグレーのみ)。どちらのカラーも背面は、同心円でヘアラインを引いたスピンメタル加工で、同社のUltrabook「ZENBOOK」と似たデザインとなっている。

 インタフェースは、本体を横位置で正面から見たときの左側面にmicroSDカードスロット(SDXC対応)、Micro HDMI出力、音声出力を、右側面に内蔵マイクを備える。スピーカーは背面から見て、左端の下から60〜130ミリの部分にある。ICONIA TAB A700のようにタブレットの下面にスピーカーを設置すれば、キーボードドックに音がさえぎられてしまうが、この位置ならば、キーボードドックと接続したときにスピーカーが隠れない。

 ただし、これはタブレット本体を両手で持つと(横持ち)、ちょうど右手があたる部分だ。右手で画面をタッチするならば大きな問題はないが、筆者は左利きで、右手でタブレットを持ち左手で画面をタッチする、といった状況でスピーカーを右手でふさいでしまうシーンが多かったので、左利きの人は要注意だ。

photophoto 上面には音量調整ボタンと電源ボタン(写真=左)、下面には充電/データ転送、キーボードドック用の接続コネクタを配置している(写真=右)
photophoto 左側面にはmicroSDカードスロット(SDXC対応)、Micro HDMI出力、音声出力を備える(写真=左)。右側面はマイクのみ(写真=右)

 上面右側に音量調整ボタン、上面左側に電源ボタンを、下面には充電/データ転送、キーボードドック用の接続コネクタを配置している。通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANのほか、Bluetooth 3.0+EDRを利用できる。センサー類は加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー、電子コンパス、GPSを内蔵する。

 背面に800万画素のアウトカメラを、前面に200万画素のインカメラを搭載している。前面カメラの画素数は従来モデルから強化した(TF300TやTF201は120万画素)。アウトカメラはLEDフラッシュを内蔵するほか、裏面照射型のCMOSセンサーとF2.2の明るいレンズを搭載しており、暗い場所でもノイズが少ない写真を撮れる。

photophoto 下位モデルのASUS Pad TF300Tとはインタフェースの位置が一部異なる(写真=左)。TF300Tの厚さは9.9ミリと、TF700Tより1.4ミリ厚い。並べると大きな差に見える(写真=右)
photophotophoto 日本エイサーの「ICONIA TAB A700」とも大きさを比較してみた(写真=左)。幅と奥行きは大体同じだが(写真=中央)、厚さはICONIA TAB A700の方が2.45ミリ厚い(写真=右)
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