ASUSは、1月20日にNVIDIAのクアッド(+α)コアCPU“Tegra 3”を搭載する「Eee Pad TF201」を発表した。出荷は1月21日から始まり、日本市場における価格は6万9800円になる。
Eee Pad TF201は、2011年1月の2011 CESにおけるプレスカンファレンスで、その存在が公開され、2011年3月に正式発表、日本でも6月に出荷された「Eee Pad Transformer TF101」の後継モデルだ。
ASUSは、2011年11月の段階で、NVIDIAのクアッド(+α)コアCPU“Tegra 3”をEee Pad Transformerの後継モデルで採用することを明らかにしており、海外では「Eee Pad Taransformer Prime」という名称で、2011年の12月末から出荷を開始している。
Eee Pad TF201は、従来モデルと同様、10.1型ワイドディスプレイを搭載するタブレットデバイスに、キーボード搭載ドッキングステーションを付属させたモデルで、ドッキングステーションと接続すると、クラムシェルタイプのノートPCと似たような使いかたが可能になる。
アスース・ジャパン システムビジネスグループ ビジネスデベロップメントマネージャーのエミリー・ルー氏は、Eee Pad TF201にTegra 3を採用したことについて「Webブラウジング、マルチメディア、ゲームにおいて最高のモバイルコンピューティング体験を、18時間という長い時間に渡ってユーザーにもたらしてくれる」とアピールする。
さらに、米NVIDIA 上級副社長 兼 エヌビディアジャパン代表のスティーブ・ファニー・ハウ氏は、Tegra 3について「Androidの組み合わせによるイノベーションで、ユーザーに1つ上のモバイルコンピューティング体験をもたらすとともに、新しいデジタル生活を提供していく」と強調した。


アスース・ジャパン システムビジネスグループ ビジネスデベロップメントマネージャーのエミリー・ルー氏(写真=左)と、米NVIDIA 上級副社長 兼 エヌビディアジャパン代表のスティーブ・ファニー・ハウ氏(写真=中央)は、ともにTegra 3とAndroidを採用するモバイルデバイスの優位性をアピール。発表会場にはTegra 3チップも展示していた(写真=右)アスース・ジャパン システムビジネスグループ テクニカルプロダクト エンジニアの阿部直人氏は、Eee Pad TF201の特徴を紹介した。天板には、同社のUltrabook「ZENBOOK」で導入したアルミパネルと同心円のヘアラインを重ねるスピン仕上げを取り入れるとともに、本体の色に「アメジストグレー」と「シャンパンゴールド」のバリエーションを用意した。


Eee Pad TF201の具体的な特徴は、アスース・ジャパン システムビジネスグループ テクニカルプロダクト エンジニアの阿部直人氏が紹介した(写真=左)。天板にスピン加工を施し、カラーバリエーションで「アメジストグレー」(写真=中央)と「シャンパンゴールド」(写真=右)を用意するCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.