プレスカンファレンスで公開したEee Padシリーズは「Eee Slate EP121」「Eee Pad Slider」「Eee Pad Transformer」「Eee Pad MeMO」の4機種だ。
「Eee Slate EP121」は、解像度1280×800ドットの12.1型液晶ディスプレイを搭載したタブデットデバイスだが、OSはWindows 7 Home Premiumを導入し、CPUにデュアルコアのCore i5-470UMを搭載するなど、その構成はノートPCに相当する。
データストレージは32Gバイト、もしくは、64GバイトのSSDで、システムメモリはDDR3を4Gバイト実装。本体にはIEEE 802.11n準拠の無線LANモジュールのほか、USB 2.0、Bluetoorh 3.0を備えるため、入力デバイスは自由に選ぶことができるとASUSは説明している。また、Mini HDMIも用意しており、接続したディスプレイで1080pのHDコンテンツが再生可能だ。
「Eee Pad Slider」は、スレートタイプのタブレットデバイスとしてもキーボードを使うノートPCタイプとしても使えるコンバーチブルタイプのボディを採用する。しかし、通常のコンバーチブルのように液晶ディスプレイを反転させるのではなく、液晶ディスプレイ面をスライドして起き上がらせる機構を採用したのが特徴だ。本体の重さは886グラムで厚さは16.7ミリ。IEEE 802.11n準拠の無線LANに対応するほか、HDMI、USB、カードリーダが利用できる。
ディスプレイのサイズは10.1型でタッチパネルを内蔵する。システムプラットフォームはNVIDIAのTegra 2を採用。ARMベースのCortexA9をデュアルで搭載し、GeForceベースのGPUを組み込む。ボディ内部には3Gのデータ通信モジュールを内蔵することも可能だ。OSはAndroid 3.0を採用する予定。
「Eee Pad Transformer」は、標準状態でタブレットデバイスだが、QWERTYキーボードを備えたドッキングステーションを接続してクラムシェルタイプのノートPCのように利用することも可能だ。液晶ディスプレイのサイズは10.1型で解像度は1280×800ドットになる。ボディの厚さは12.98ミリ。
OSはAndroid 3.0を導入し、システムプラットフォームにTegra 2を採用するのはEee Pad Sliderと同様。本体にMini HDMIインタフェースを備え、外付けのディスプレイと接続して1080pのHDコンテンツを再生することもできる。ほかにもIEEE 802.11n準拠の無線LANやUSB、Bluetooth、カードリーダーを本体に備える。
「Eee Pad MeMO」は、7型のタッチパネル内蔵ディスプレイを搭載する小型のタブレットデバイスだ。Android 3.0を導入し、本体にはMini HDMIを備えて、接続したディスプレイに1080pのHDコンテンツを再生できる。CPUにはSnapdragonを採用するという。
ASUSは、今回公開した製品の実売予想価格と登場時期も明らかにした。それによると、Eee Slate EP121は1月に登場予定で、実売予想価格は999〜1099ドル。Eee Pad Transformerは4月に登場予定で実売予想価格は399〜699ドル。Eee Pad Sliderは5月に登場予定で、実売予想価格は499〜799ドル。Eee Pad MeMOは6月登場予定で、実売予想価格は499〜699ドル。
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