テレビの未来を変える家庭用「SPIDER」、間もなく発売水道橋博士が「日本のアップル」と絶賛!(2/2 ページ)

» 2012年10月16日 15時00分 公開
[林信行,ITmedia]
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家庭向けモデルで、機能や価格はどうなる?

有吉氏からのコメント

 こうした法人用SPIDERの機能の、どの程度が家庭用SPIDERでも再現されるのかは、今のところまったく情報が明かされていない。しかし、以前、地上デジタル放送対応、法人用SPIDERが発表された記者会見で、「今後、家庭用のSPIDERも開発するということだが、機能や性能はどの程度落とすのか?」といった質問に対し、、PTP代表取締役の有吉昌康氏は、「法人用と家庭用を機能や性能に差をつけて売る、というのは20世紀の発想」と回答している。SPIDERにはそもそも中心となるコンセプトがあり、コンシューマー用モデルもそれを引き継ぐと強調していたことを考えると、おそらく家庭用SPIDERは、法人用モデルとほぼ同じことができるはずだ。

 PTPは今のところ、製品の形状を発表しただけで具体的な発売日や価格については、一切、明かしていないが、PTPの有吉氏はSPIDERのFacebookページで次のように発言している。

 昨日のがっちりマンデーの反響をひとつひとつ見ましたが、一部の人が「SPIDERは高いので手が届かない」と思ってらっしゃることが分かりました。おそらく、昔のzeroのサイトをご覧になったための誤解です。 今回、価格はまだ発表してません。

 家庭用を本格的に広めるために目指している理想の価格があります。本気です。コスト積み上げではなく、目標価格を設定し、どうやってこれを実現できるかを数年間考えて実施してきました。もう少しのところまで来ていますので、少々お待ちください。

 決して高い買物はさせません。

 筆者は業務用SPIDERを愛用しており、同社を1度訪問したことがあるが、その入り口には浅草キッドの水道橋博士が「この会社は日本のAppleだ!!!」とサインをした色紙が飾られていた。

 同社は、製品のデザインや使い勝手の細かなこだわり、ハードウェアとソフトウェアすべてを社で手がけるアプローチなども含めて、日本で最も注目すべきベンチャー企業の1つであることは間違いない。

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