HP決算は2期連続の赤字 Autonomy買収関連含む88億ドルの評価損が響く

» 2012年11月21日 11時39分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)の業績が2期連続の赤字となった。同社が11月20日(現地時間)に発表した第4四半期(8〜10月)の決算は、売上高が前年同期比7%減の299億5900万ドル、純損益は68億5400万ドル(1株当たり3.49ドル)の損失となり、2億3900万ドルの利益を出していた前年同期から赤字転落した。前期は88億5700万ドルの赤字だった。

 主力のPC販売が低迷した他、2011年に買収した英非構造データ管理のAutonomyに関連するコスト約88億ドルが響いた。

 HPによると、Autonomyで売上高の水増しなどの不正会計が判明し、減損処理を行ったという。こうした不正会計は、買収前に行われていたとしている。同社はこの件について、米証券取引委員会(SEC)および英重大不正監視局(SFO)に報告し、提訴する意向であることも発表した。

 個人向けPCを扱うパーソナルシステム部門が前年同期比14%減の87億ドルだったことも大きく響いた。

 2013年第1四半期(2012年11月〜2013年1月)については、非GAAPベースの純利益を1株当たり94〜97セントと予想。通年の予測は、非GAAPベースの純利益を1株当たり68〜71セントとした。通年見通しは10月の発表と変わらず、非GAAPベースの1株当たり純利益を3.40〜3.60ドルとした。

 同社は現在、向こう数年にわたる再建計画に取り組んでいる。メグ・ホイットマンCEOは、2014年度末にはリストラを完了し、2016年までに復調するとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月06日 更新
  1. アイオーデータの価格改定、一部モデルは25万円超の大幅値上げに (2026年08月05日)
  2. Razer印のバックパック「Rogue Backpack V4」は、タフで収納力バツグン ゲーマーじゃなくても欲しくなる (2026年08月05日)
  3. 「人主導」から「自律実行」へ――進化する「Microsoft 365 Copilot」の新機能とエージェントAIの現在地 (2026年08月04日)
  4. Snapdragon X2搭載「Surface Laptop 13.8インチ」「Surface Pro 13インチ」はCopilot+ PCの“完成形”? 外観をじっくりとチェックしてみた (2026年08月06日)
  5. テプラ、PC接続にも対応したラベルプリンタ「テプラ PRO」新モデル (2026年08月03日)
  6. Ryzen 7 H255/24GBメモリ/1TBストレージのミニPC「ACEMAGIC F5A」がタイムセールで41%オフの10万6998円に (2026年08月05日)
  7. Wacom「Cintiq Pro」に迫る実力 27型4K/120Hzで約30万円のXPPen「Artist Pro 27(Gen 2)」でお絵描きして分かった魅力と妥協点 (2026年08月05日)
  8. 10万円台で手に入る、理想の座り心地 電動サポート&ストレッチ機能が魅力のエルゴノミクスチェア「LiberNovo Omni Gen」を試す (2026年08月04日)
  9. Windows 11は8GBメモリでも快適に使えるようになる? 品質向上への取り組みと「26H2」に向けた中間報告 (2026年08月03日)
  10. PC市場の逆風下でMicrosoftが仕掛ける“サプライズ”とは? 2026年後半のSurface新製品を予想する (2026年08月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー