2007年年初、複数のPCパーツショップで買った福袋は難易度が高かった。クレバリー1号店で買った名物の「不幸袋」の中にあったのは、会計ソフトやHPの純正インクカートリッジ、Everio専用ケースなど、条件があわないと使えない品たち。ツートップ秋葉原本店の福袋には、PCパーツと何ら関係のない焼き肉グリル。福とは何か、と悩んだ記憶がある。
それから6年経った2013年元旦。久しぶりに福袋で運試しをしてみた。最近は低価格帯でも、業界全体で福が控えめな福袋は少なくなっているという。某ショップは「客層が広がって、昔みたいな冗談は通じない場合も増えたところはありますね。もちろん当たりハズレはありますが、がく然とするような大ハズレはかなり減っていると思いますよ」と話していた。
まずはソフマップ秋葉原リユース総合館の福袋。「ハードディスク福袋」や「ウイルス対策ソフト福袋」など、ジャンルごとにバリエーションが用意されていたが、昼過ぎには半数以上が売り切れていた。ぎりぎり在庫が残っていた「電子書籍端末袋」を5980円で購入。
中身は「kobo Touch」と専用ブックカバーの2点セット。普通に購入すれば1万円(本体が約8000円、カバーが3000円前後)を超える組み合わせなので、かなりお買い得度は高い。開けた瞬間、「あー、やっぱりかー……」と口から出たのは気のせいだと思う。繰り替えずが、かなりお買い得度は高い。構成にむだがなく、2つを組み合わせてすぐに電子書籍が楽しめる。
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