IdeaPad Yoga 11Sは、フリップ方式を採用したコンバーチブルモデルで、すでに登場しているIdeaPad Yoga 11のインテルアーキテクチャバージョン、または、IdeaPad Yoga 13の11.6型液晶ディスプレイ搭載バージョンとなる。

11.6型ワイド液晶ディスプレイとCoreプロセッサー・ファミリーを搭載して、Windows 8 Proを導入する「IdeaPad Yoga 11S」は、298(幅)×204(奥行き)×17.2(厚さ)ミリ、約1.4キロと、IdeaPad Yoga 11からわずかに大きく重くなる(写真=左)。カラーバリエーションでは、従来の「Silver Gray」「Clementine Orange」に加えて、「Cotton Candy Pink」も登場する米国では、1月7日(現地時間)に発表となっており、そのスペックも明らかになっているが、搭載するCPUについては、「第3世代のCoreプロセッサー・ファミリーのCore i5、または、Core i7クラス」としか分かっていなかった。2013 CESでLenovoが用意したプライベートブースには、IdeaPad Yoga 11Sも展示していたが、その機材でデバイスマネージャを確認したところ、プロセッサの項目にインテルが1月8日(現地時間)に発表したTDP 13ワット、SDP(Scnario Design Power) 7ワットの第3世代Coreプロセッサー・ファミリーラインアップの1つ「Core i5-3339Y」(1.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2GHz)が確認できた。
そのほか、システムプロパティでチェックした展示機材のハードウェア構成は、システムメモリが4Gバイト、データストレージが容量128GバイトのSSD(デバイスマネージャによるとSamsungのMZMTD128HAFV)、グラフィックス機能はCPUに統合したIntel HD Graphics 4000で、ディスプレイの最大解像度は1366×768ドットになる。この構成の展示機材で測定したWindows エクスペリエンスインデックスは、プロセッサが6.3、メモリが5.9、グラフィックスが4.6、ゲーミンググラフィックスが6.1、そして、プライマリハードディスクが8.1だった。


デバイスマネージャで確認したIdeaPad Yoga 11Sのハードウェア構成。展示機材の構成なので、製品版やCTOの構成によって異なる可能性がある(写真=左)。同じく展示機材で確認したシステムプロパティ(写真=中央)とWindows エクスペリエンスインデックス(写真=右)本体に搭載するインタフェースは、左側面にUSB 3.0とHDMI出力、音量調整ボタンを備え、右側面には画面回転ロックボタンにUSB 2.0、メディアカードスロットに角型の電源コネクタを搭載する。電源ボタンが前面左端にあるのはIdeaPad Yoga 13と同じだ。また、ダブルヒンジを設けて液晶ディスプレイを360度開くことで、クラムシェルスタイルのノートブックモードから、スタンドモード、テントモード、そして、スレートスタイルのタブレットモードに切り替えられるのもIdeaPad Yogaシリーズで共通する特徴だ。
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