マザーボード売り場では、AMD A85Xチップセット搭載で初のmini-ITXサイズとなる、ASRock「FM2A85X-ITX」に注目が集まっていた。Socket FM2に対応するマザーで、SATA 3.0ポート7基とeSATAポート1基を備えるほか、PCI Express x16スロットも1基確保している。価格は1万1000円弱だ。
TSUKUMO eX.は「コンデンサやCPU回りのフェーズをしっかり作っていて、回路設計だけみたら現行のmini-ITXで一番いいマザーだと思います」と絶賛する。ドスパラ パーツ館も「装備がすごいです。CPUクーラーのアタッチメントが横向きなので、サードパーティ製を使うなら物理干渉に注意する必要がありますが、価格を抑えつつこれだけの仕様に仕上げたのは見事ですね」と、注意点を挙げながらも高く評価していた。
同じASRockからは、AMD A75を搭載したmicro-ATXマザー「FM2A75M-DGS R2.0」と、AMD 990FX+SB950を載せたATXモデル「990FX Extreme9」も登場している。価格は順に7000円前後と2万4000円前後だ。990FX Extreme9は、Socket AM3+向けのハイエンドマザーとして注目するショップが多かった。パソコンショップ・アークは「現行のAMD系では、ASUSTeKの『CROSSHAIR V FORMULA』と並ぶ最強の一角といえます。SATA 3.0だけでなく、USB 3.0ポートを8基備えているのもポイントです。久々にAMDで本格ハイエンドを目指せるマザーが出たという感じですね」とプッシュする。
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