10点タッチ対応の液晶一体型PCなのに“ぶっ飛び”性能――「NEXTGEAR-ONE」をチェック最強の27型オールインワンか(2/2 ページ)

» 2013年02月25日 19時30分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ベンチマークテストで性能をチェック

 それではNEXTGEAR-ONE io600SA2のパフォーマンスを定番ベンチマークテストで見ていこう。

 Windows 8のエクスペリエンスインデックスのサブスコアは、プロセッサが7.8、メモリが7.8、グラフィックスが4.8、ゲーム用グラフィックスが6.8、プライマリハードディスクが8.1と、液晶一体型PCながら非常に高い結果でまとまっている。システムドライブにSSDを採用するため、最高スコアが8を超えているのもポイントだ。大画面のマルチタッチ液晶に加え、システム性能面でもWindows 8を快適に利用できるのは間違いない。

 CrystalDiskMarkの結果は、リード速度がシーケンシャルで513.3Mバイト/秒、512Kランダムで426Mバイト/秒と非常に速く、OSやアプリケーションの起動も高速。SSDとHDDを組み合わせたコストパフォーマンス重視のダブルドライブ構成だが、ストレージ性能については不満を感じない。

Windows 8のエクスペリエンスインデックスのスコア(画面=左)。CrystalDiskMarkの結果(画面=右)

 ベンチマークソフトは、総合ベンチマークのPCMark7、描画性能を測る3DMark 11、3DMark Vantage、3DMark 06を試している。また、ゲームベンチには、ストリートファイターIVベンチマークと、モンスターハンターフロンティアベンチマーク【絆】を実施した。なお、一部テストには比較として、GeForce GT 640M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を搭載する27型ワイド液晶一体型PC「XPS One 27」と、外部GPUを搭載しない「Inspiron 2330」を並べている。

型番 NEXTGEAR-ONE io600SA2 XPS One 27 Inspiron 2330
CPU Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz) Core i5-3330S(2.7GHz/最大3.2GHz) Core i5-3330S(2.7GHz/最大3.2GHz)
チップセット Intel HM77 Express Intel HM77 Express Intel B75 Express
メモリ 16GB 6Gバイト 6Gバイト
ストレージ 120GB SSD+1TB HDD 1TB HDD 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチ Blu-ray Disc DVDスーパーマルチ
グラフィックス GeForce GTX 670MX(3GB) GeForce GT 640M(2GB) HD Graphics 4000
液晶ディスプレイ タッチ対応27型ワイド(1920×1080ドット) タッチ対応27型ワイド(2560×1440ドット) タッチ対応23型ワイド(1920×1080ドット)
OS 64ビット版Windows 8 64ビット版Windows 8 64ビット版Windows 8
価格 16万9890円 14万1979円 9万4980円
PCMark7(グラフ=左)と3DMark11(グラフ=右)の結果

3DMark Vatnage(グラフ=左)と3DMark06(グラフ=右)の結果

ストリートファイターIVベンチマーク(低負荷時の設定は、解像度1280×720ドット、アンチエイリアス:NONE、垂直同期:OFF、モデル:高、背景:高、ソフトシャドウ:低、モーションブラー:低、パーティクル:中、エクストラタッチ:OFF。高負荷時の設定は、解像度1920×1080ドット、アンチエイリアス:4x、垂直同期:OFF、モデル:高、背景:高、ソフトシャドウ:最高、モーションブラー:高、パーティクル:高、エクストラタッチ:OFF)のグラフ(グラフ=左)、モンスターハンターフロンティアベンチマーク【絆】(グラフ=右)

 結果は上に掲載したグラフの通りで、ほぼすべてのベンチマークテストでio600SA2が圧倒的な強さを見せつけた。

 PCの総合性能を測るPCMark7では、システムドライブにSSDを採用するio600SA2がSystem Storageのスコアで2倍以上の差をつけ、総合スコアに大きく貢献している。3DMark Vantageおよび3DMark06も、グレードが数段上の外付けGPUを搭載するio600SA2は、グラフィックス性能が飛び抜けて高いのが分かる。

 3DMark11は(他機種との比較ではないが)、Performanceで3610、Entryでは5000を軽く超えており、DirectX 11世代のゲームプレイも現実的だ。XPS One 27のGeForce GT 640Mはライトなゲームも楽しめる程度の気休めな印象があるが、io600SA2のGeForce GTX 670MXなら本格的にゲームを堪能できるだろう。液晶一体型PCとはいえ、さすがにG-Tuneの名を冠するだけある。もちろん、ゲームだけでなく、あらゆる作業が快適に行えるはずだ。

 なお、実際のゲームタイトルを使ったベンチマークテストでは、ストリートファイターIVベンチマークが低負荷設定で21453(平均198.77fps/ランクA)、高負荷設定でも8794(平均103.54fps/ランクA)と60fpsを大幅に上回り、モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】(1280×720)が1万726と1万の大台に乗っている。


 「NEXTGEAR-ONE」シリーズの最上位機は、29万9880円という高額なモデルだが、最小構成なら14万9940円、手堅い構成でまとめた今回の評価機でも16万9890円と、意外にリーズナブルな価格で購入できる。ゲームを楽しめるハイパフォーマンスなPCが欲しい、でもWindows 8の魅力を存分に引き出せるマルチタッチ液晶も気になる、という2つのニーズに対して、1つの製品で両方を満たすNEXTGEAR-ONEは非常に魅力的だ。

 Windows 8への最適化では、ディスプレイを取り外してタブレットスタイルでも使えるUltrabookというアプローチが目立つが、その一方で、快適にゲームができる性能を備えた大画面タッチ対応液晶一体型PCという提案を大真面目でしてくるあたり、さすがマウスコンピューターと言うほかない。


マウスコンピューター/G-Tune
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