「どこでもMy Mac」で始めよう!! 2013年のファイル管理術広田稔のMacでっていう(15)(2/3 ページ)

» 2013年03月01日 18時00分 公開
[広田稔,ITmedia]

OS標準の機能ですぐに始められるのがすばらしい

 2番目は「設定が楽」という話。最近のNASも設定はかなり楽だが、「どこでもMy Mac」はソフトのインストールすら不要。ひと昔前なら、グローバルIPを取ったり、ルータのポートフォワーディングを設定したりと、えらく手間がかかったことを考えると、OS標準の「システム環境設定」だけで設定が終わるのは天国のようで、とりあえず試してみようという気にさせてくれる。

まずはルータをチェック。AirMacベースステーション(左からAirMac Express、AirMac Extreme、Time Capsule)なら問題なし。他社製ならUPnPまたはNAT-PMP対応のものが必要だが、とりあえずルータを調べるより、設定してみてダメそうなら原因を探るほうが早い、はず……

iCloudのアカウントを取得し、Macの「システム環境設定」の「iCloud」でサインイン。「どこでもMy Mac」をオンにする(写真=左)。さらに「共有」を開いて「画面共有」と「ファイル共有」をオンにすればOKだ(写真=右)

LTEならモバイル環境でも普通に使える

 3番目の「反応速度が速い」は正直、回線速度に依存する。速度が変化しやすい接続側をきちんと準備できるかどうかで、「どこでもMy Mac」の「使える度」が大きく変わってくる。

 アップルの資料によれば、画面共有を使うなら上り/下りともに300kbps以上の速度が必要とのことだが、実際、300kbps程度まで落ちた3G回線で試すと、待ってやっと画面が表示される感覚で実用的ではない。これがWiMAXやLTEで、下り5、6Mbps/上り2Mbpsぐらい確保できれば御の字。ダブルクリックでウィンドウを開いたときに描写が少し遅れたり、スクロールの反応がワンテンポずれたりと、多少、ひっかかるところはあるものの、ほぼ問題なく利用できる。

 au版は2012年9月、ソフトバンク版は12月からiPhone 5のLTEテザリングが始まって、筆者のモバイル環境では安定して速度が得られるようになったため、Macと「どこでもMy Mac」で運用してもいいかなと思えるようになったわけだ。

 ちなみに接続側も有線LAN&光回線を確保できれば、かなり快適だ。数Gバイト単位のファイルでも、事前にHDDやUSBメモリに移さず、あとで探してコピーすればいいかなという意識に変わった。

 さらに同じLAN内なら、無線LAN(IEEE 802.11n)でもほとんどタイムラグを感じさせずに操作できる。例えば、ベッドの上で寝ながらMacBook Airを開いて、仕事机のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルにアクセスし、Retina側にしかインストールしていないPhotoshopでトリミングやアンシャープマスクなどの処理をしたうえで、編集後の写真をAir側に持ってくるという作業も難なくこなしてくれる。

筆者宅の光回線(UCOM)を「Speedtest.net」で試したところ、下り60Mbps前後、上り25Mbps前後だった。接続側がiPhone 5のLTEでザリングで、下り5、6Mbps、上り2Mbps前後だったら普通に使えるレベル。この状況で100MBの単一ファイルをダウンロードしてみたところ、だいたい25〜32秒ほどだった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 文字起こしと要約がずっと無料のAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」発売 9月20日まで2万9800円 (2026年08月20日)
  2. 総メモリ748GB、AI性能20PFLOPS! デルがGB300搭載のワークステーション「Dell Pro Max with GB300」を発売 (2026年08月20日)
  3. 全部入りの「Rokid」か、特化型の「Even G2」「Ray-Ban Meta」か? 注目スマートグラス3製品を徹底比較 (2026年08月21日)
  4. “23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記 (2026年08月21日)
  5. ゼンハイザーがaptX Adaptiveをサポートし、ユーザー自身でバッテリー交換も可能になった高性能ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 5」 (2026年08月20日)
  6. 上下2画面で21型相当の圧倒的作業領域! 実売約7万円で手に入るサンコーの2画面モバイルディスプレイを試す (2026年08月20日)
  7. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  8. EIZO、航空管制業務用の32型4K液晶ディスプレイ (2026年08月21日)
  9. ロジクールのワイヤレストラックボールマウス「MX ERGO S」がセールで18%オフの1万6091円に (2026年08月21日)
  10. サンワ、USBハブ+引き出しを備えたディスプレイ台 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー