Thermaltake、日本出荷予定の製品を公開PCゲームチームを日本でも

» 2013年03月22日 21時03分 公開
[長浜和也,ITmedia]

「日本でも電源ユニット本気でやります」

 Thermaltakeが日本の関係者に紹介したのは、彼らが長年にわたって得意としてきたクーラーユニットから、PCケース、そして、電源ユニットや、eSPORTSのブランドでゲームユーザーを対象にしたキーボード、マウス、ヘッドセット、そして、LUXA2のブランドで投入しているiPhoneとiPad向け周辺機器など、現在Thermaltakeが展開している全ブランドとラインアップを日本市場でも投入する。

Thermaltakeが2013年第2四半期までに投入を予定しているPCケース(写真=左)、クーラーユニット(写真=中央)、電源ユニット(写真=右)の各ラインアップ

 PCケースでは、ゲームユーザーを意識したChaserシリーズに加えて、一般ユーザーにも受け入れてもらえるシンプルなデザインを採用するUrbanシリーズを追加する。Chaserシリーズでは第2四半期までに上位モデルとしてA41を、下位モデルではA31、A71をそれぞれ投入する予定だ。また、Urbanシリーズでも上位モデルでS41とS31を、下位モデルでは、S21とS71を用意する。

Level 10シリーズの最新モデル「Level 10 Limited Edition」と(写真=左)、Thermaltakeがゲームユーザー以外にも訴求したい新シリーズ「Urban」の上位モデル「S41」(写真=右)

 クーラーユニットでは、空冷モデルと水冷モデルのそれぞれでラインアップを用意し、空冷モデルでは、CPUソケットの周囲に干渉しない曲線を取り入れながら大型ファンを備えるNICシリーズが登場する。NICシリーズでは、TDP 230ワットCPU対応のC5に、TDP 220ワットCPU対応のC4、TDP 180ワットCPU対応のF4、TDP 160ワットCPU対応のF3をそろえる。水冷モデルでは、24センチ角のラジエータと12センチファンを組み合わせたWater 3.0シリーズが登場する。ラインアップはデュアルファン構成でファンコントロールソフトウェアが付属するWater 3.0 Exremeと、シングルファン構成のWater 3.0 Proがならぶ。

新しい空冷ユニットのラインアップとして登場する「NIC」シリーズと(写真=左)、その最上位モデルとなる「C5」(写真=右)

 電源ユニットでは、80 Plus Gold認証を取得したToughpowerシリーズが登場する予定だ。Toughpower Grandの650ワット、750ワット、850ワットモデルは、14センチ径ファンを搭載して、出力ケーブルはフルモジュール方式を採用する。Toughpower Grand 850ワットは、ハードウェアステータスを表示するデジタルパネルを標準で用意する。出力ケーブルはセミモジュール方式だ。Thermaltakeでは、日本市場において今後電源ユニットの販売に力を入れていくことを明らかにしている。

 LUXA 2シリーズでは、ヘッドセット、モバイルバッテリー、そして、タブレットホルダーに集約する予定で、iPhone、iPadシリーズ以外にも、SamsungのGalaxy S4シリーズ対応製品のケースや、ユニバーサルホルダー、バッグなどを第2四半期に用意する。

 eSPORTSブランドでは、3月初めのCeBIT 2013で発表したLevel 10M ヘッドセットを初めとするゲーミング周辺機器を投入するだけでなく、アスクの協力を得ながら、日本でもPCゲームプレイヤーチームを設立して日本におけるPCゲーム市場の活性化を目指す計画を明らかにした。

3月のCeBIT 2013で発表したLevel 10M ヘッドセットは、Level 10シリーズと同様に、米国BMWデザインワークがデザインを監修している

Thermaltakeは、プロのPCゲームチーム「APOLLOS」を所有しており、日本でも同様のチームを構成する計画であることを明らかにした

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