Acerが6月3日に台北市で行った記者説明会では、8.1型のWindows 8タブレット以外にもさまざまな新製品が紹介された。特に目立った新製品を取り上げる。
「Aspire R7-571」は15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するコンバーチブル型ノートPCだ。ディスプレイとヒンジ、ヒンジとキーボードの接続部分それぞれが動くため、ディスプレイを反対側に回転させたり、ディスプレイを手前に動かせる。
タッチパッドがキーの奥側にあるなど、キーボードも特殊なデザインだ。ディスプレイを手前に動かすと、ちょうどタッチパッドが隠れる。キーボード+画面タッチという操作を行いやすくするための配置だ。画面を上向きしたまま閉じ、スレートタイプのタブレットとして使うこともできる。
CPUはCore i5またはCore i7、メモリは最大で12Gバイト、ストレージは500G〜1TバイトHDDまたは256GバイトSSDなど。15.6型ワイド液晶ディスプレイはタッチパネルを内蔵し、1920×1080ドット表示に対応する。スタイラスによる操作も可能だが、筆圧検知には対応しないという。OSはWindows 8だ。
バッテリー動作時間は最大で4.5時間。本体サイズは376.8(幅)×254.5(奥行き)×20.6〜28.5(厚さ)ミリで、重量は2.4キロ。グローバルではすでに販売されており、価格は999.99ドルから。
「Aspire S7-392」は同社の13.3型Ultrabook「Aspire S7-391」の後継モデルだ。厚さ11.9ミリと従来モデルより1ミリ厚くなったが、液晶ディスプレイの解像度が2560×1440ドットに向上している(IPSパネル、10点マルチタッチ対応)。重量は従来モデルと変わらず約1.3キロだ。
液晶ディスプレイが180度まで開くようになったのも、従来モデルからの変更点となる。対面の相手に画面を見せるために画面をワンアクションで回転させることも可能だ。キーボードは従来モデルよりもキーストロークを3割深くし、タイピングしやすくしたという。
主な仕様は、CPUは第4世代Core i5またはCore i7、メモリは最大で8Gバイト、ストレージは128Gバイトまたは256GバイトSSD(従来モデルと同様に2基のRAID 0構成)となる。CPUがHaswell世代になったことで消費電力が下がり、バッテリー動作時間は従来モデルよりも約1時間増え、最大7時間となった。本製品はフルHD(1920×1080ドット)モデルも用意する。本体サイズは323.3(幅)×223.5(奥行き)×12.9(厚さ)ミリ。
このほか、7.9型Androidタブレット「ICONIA A1-810」や11.6型Windows 8タブレット「ICONIA P3-171」、13.3型ノート「Aspire S3-392」、5.7型フルHDスマートフォン「Liquid S1」なども展示された。
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